あの素晴らしい歌をもう一度2019

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 懐かしいライブに行ってきた。基本的には中高年相手の同窓会ライブである。よくある夢グループのコンサートのフォーク版みたいなものだ。出演者もだいたい自分と同じから70前後、観客もだいたい同じくらいだ。

 小雨降る九段下から武道館を行く人の群もなんというか、平均年齢高いなと思えてしまう。つい若ぶって地下鉄から地上に出るときに無理して階段を早足で登っていたのはご愛嬌。

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 出演者は登場順でいうとこんな感じだった。

きたやまおさむ杉田二郎

戦争を知らない子どもたち

海援隊

「母に送るバラード」

贈る言葉

尾崎亜美

「春の予感」

「マイ・ピュア・レディ」

太田裕美

木綿のハンカチーフ

「君と歩いた青春」

宇崎竜童

「サクセス」

さよならの向こう側

トワエモア

「空よ」

「ある日とつぜん」

「虹と雪のバラード」

白鳥恵美子・森山良子

PPMメドレー」

森山良子

「この広い野原いっぱい」

「乾杯の歌」

「聖者が町にやってくる」

いずみやしげる・宇崎竜童

TOKIO

いずみやしげる

「黒い鞄」

「春夏秋冬」

イルカ・太田裕美尾崎亜美

春一番

上條恒彦小室等

「どこかで誰かが」

高田漣

「自転車に乗って」

イルカ

なごり雪

「人生フルコース」

杉田二郎

「風」

「男どうし」

六文銭

「キング・サーモンのいる島」

「雨が空から降れば」

面影橋

上條恒彦六文銭

「出発の歌」

アンコール〜全員

「あの素晴らし愛をもう一度」

  順番とかも含めてかなりあやふやだが、だいたいこんな感じだったか。休憩を含めると4時間近いロング・ライブだったが楽しい時間を過ごせた。森山良子が「聖者が町にやってくる」をジャズヴァージョンで歌い、スキャットで様々なミュージシャンのフレーズを真似てみせたのにはビックリ。それもコルトレーンソニー・ロリンズのサックスやミルト・ジャクソンライオネル・ハンプトンのヴァイブをやってみせるとか、かなりコアなところをついていたのが楽しかった。

 さらにいえば総じて女性陣は年齢を感じさせない人が多かった。特に上記の森山良子や白鳥恵美子は、昔と同じ歌声だったし、太田裕美尾崎亜美、イルカは昔を彷彿とさせた。

 病気でなければ、ここに山本潤子も加わっていたのだろうと思うと、少し淋しい思いもした。

 このライブ・イベント、昨年についで2回目らしい。武道館の器を満席にさせるコンテンツだけにひょっとすると来年もあるかもしれない。毎年、少しずつ違う面々が加わるようだが、出来れば五つの赤い風船斉藤哲夫あたりが入るといいと思う。そして当然のようにアリスとかもあるかもしれないだろうし。

 高齢者向け、団塊リタイア組向けのコンテンツといってしまえばそれまでだが、歌に様々な記憶、思い出が連なるのである。センチメンタルでなにが悪い。

 当然のごとく4時間、しばし涙ぐみながら一緒に歌っていた。