坂戸でジャズ


 連日のジャズライブである。カミさんが通っているデイケアで友人に誘われたんだとか。
 ミュージシャンはだいたいが個人的に音楽教室を主催しながら、あちこちのライブハウスでバッキングメンバーをやっているミュージシャン。ボーカルの女性も都内のライブハウスを中心にライブ活動をやっているとか。まあセミプロみたいな感じか。技術的にはけっこう高いし、きちんと聴かせるものがあるけど、こうなんていうのだろうグッとくるというものでもない。
 そしてまず客層なんだが、どういうことで来ているのかわからないけど、なんというかあまりジャズには縁遠いオジサン、オバサンばっかり。今回のライブを主催したのが西入間ジャズ愛好会とかいうもので、オジサンだかオジイさんが俄かにジャズに目覚めました的な感じのようで、なんとなくちょっと意地悪というかdisり気味な気分。
 演奏、けっして悪くないんだが、なんとなくジャズを楽しむ雰囲気ではない感じで気分だだ下がりのライブだった。
 前日、都内でそこそこ愉しいライブを聴いていたこともあり、それと比較してしまうとちょっと痛々しい。まあとはいえ、坂戸でジャズが聴ける、ジャズを享受できるということを素直に喜んだほうがいいのだろうとも思う。カミさんはというと友人と一緒だったこともあり、そこそこご機嫌な様子ではあった。それが一番かもしれない。