さらばステップワゴン(R5)

 いよいよ明日はフリードの納車となるので、最後のドライブで横浜まで足を延ばした。
 なので記録として残しておこうと山下公園の駐車場で記念撮影。

 今更だけど良い車だったと思う。まだ6年65000キロなんでもう少し乗っても良かったかなと今更ながら思ったりもする。とはいえ下取り80万とか言われるとどうしても買い替えかということになってしまう。まあこれも巡り合わせみたいなものかも。
 この車を買ったのは2012年、子どもが中学三年生の時だ。ちょうど受験の頃だったので、家族旅行とかは少なくなった。高校に行ってからも部活とかで夏休みとかも一緒に出掛けることもなくなった。それまでは年に2回は淡路島まで行っていたのだが、この車になってからは年に1回行けるかどうかみたいな感じだった。
 子どもと三人で出かけることは少なくなったが、その代わりにカミさんと二人での小旅行は増えた。日光の保養所には年に2回くらい行ったし、そこから足を延ばして那須や福島の大内宿なんかも行った。美術館巡りでも箱根のポーラ美術館、千葉の川村美術館、茨城の笠間美術館、山梨の県立美術館なんかにも足を運んだ。ある意味、この車に乗った頃から美術館巡りが趣味になったのかもしれない。
 この前に乗っていたステップワゴンでは小事故は2回くらいあった。オカマを掘ったり、掘られたり。フロントガラスに小石が飛んできて傷がつき全部取り替えたとか、左のドアを駐車場で擦って全取り替えした。そういうのに比べてこのステップワゴン(R5)ではほとんど事故らしい事故や自損による小傷とかもほとんどなかった。
 車って、いったん事故ったり、傷や凹みとかやらかすと、とたんに情熱というか愛着とかが薄れてくる。そういうことでいえば、この車はけっこうお気に入りだった。なので10年乗ってもいいかなと思うこともあった。
 しかし車は自分の年齢のことも考えなくてはならない時期でもある。自分の62という年齢であと4年、ステップワゴンに乗る。カミさんが車椅子ということもあり、まだまだ車が必要なのだが、4年後は66歳。それこそ次に乗る車はほとんど最後になるかもしれない。66歳から6〜7年乗ればもう73とかになる。さすがにそこからまた新たにもう1回車を乗り継ぐのはあり得ないかもしれない。だとすれば62歳の今、車を乗り継ぐと次は67〜68歳。もう1回いけるかもしれない。多分その頃だと、もう大きな車は無理なので軽自動車、例の売れているというNBOXあたりになるかもしれない。
 まあこの話は何回もしているとは思うが、運転ができる年齢の終末が近いという淋しい心持だ。
 ステップワゴンに乗るのは多分、これで最後になるかもしれない。それを思うとなおさら淋しい気持ちになる。さらば、ステップワゴン。2台続けて新車として購入したのだが、本当に良い車だったとは思う。