リュック狂詩曲

 最近は仕事用のバッグはずっとリュックを使っている。まあ楽だからだ。とはいえ会社と家との移動はほとんど車だし、月に何度か出る都内での仕事の時くらいしか効力を発揮しないのではあるが、やっぱり肩かけとかよりは楽である。かれこれ1年くらい前からTimbuk2のショウダウンを使っている。軽くて比較的使い勝手がいい。容量20Lは十分過ぎるくらいなのだが、去年の6月にMAC book airを持ち歩くようになってからは、中にスマホ用のバッテリ、システム手帳、さらに本を数冊入れると何か使い勝手が良くない。
 そこでアマゾンとかを物色してマンハッタンポーテージのワスントンスクエアなる、なんでも適当に入れられる奴を買ってみた。

 これ、かなり便利なんだが、若者に人気のあるブランドみたいで街中でもけっこうみかける。さらにいえば若者、特に大学生に人気のあるブランドのため、何となく還暦過ぎのジジイが背負っているとなんか違う感が満載である。さらにいえばこれでスーツで都内徘徊、会議とかだとちょっと突き抜け過ぎかという部分もある。とはいえこれはこれでけっこう機能面では気に入ってはいるのだが。
 そこでもう一つ、ヤフオクで型落ちの新品ということでほぼ半額でグレゴリーのカバートミッションなる3WAYのバッグを購入した。これもある意味若者向けで、ビジネスバッグならぬビジネスバッグというのが売りである。まあアウトドア系のグレゴリーなのでしょうがないのだが、TUMIやポーターのようにいかにもビジネスという部分からだいぶ崩れているので、やくざな還暦ジジイとしてはちょっといいかなと思っている。ただしこれの容量は18Lでショウダウンよりも少ない。当然ワシントンスクエアよりもあまり入らない。
 カバートミッションだと多分、マックとシステム手帳、バッテリと電源コードなんかを入れると本は文庫本が1冊程度みたいな感じで、自分の使い方だとこれはこれで使い勝手悪い。だがデザインとかは割と気に入っているので、ワシントンスクエアと併用しようかとも考えている。しかし虎の縞は洗っても落ちないではないが、物欲の虫は一向に衰えない。