サウンド・オブ・ミュージックのことなど

 昼にBSでやっていたのを録画した「サウンド・オブ・ミュージック」を夕食を食べながら観た。まあ、ある意味一家団欒というやつだ。この映画はもう何十回観たかわからないくらいに観ている。そのうちの10回くらいは子どもが小さい頃から付き合わせて観ている。なので自分も子どもも次の展開が全部わかる。カミさんだけがよくわかっていない感じだ。

 さらにいえば、この映画のサウンド・トラックは多分小学生くらいの時に買ってもらい、これも繰り返し聴いた。多分探せばこの分厚いケースに入ったLPはまだもっている。なので、たいていの曲は口ずさむこともできる。ドレミやマイ・フェヴァリット、エーデルワイスから人形劇のやつとかも。「すべての山を登れ」の修道院長が歌うシーンは当初日本での劇場公開時にはカットされていたので、このサントラ盤で覚えていて、あとにDVDで確認したのを覚えている。

 尼僧ソフィア役で出演していたマーニー・ニクソンが、「王様と私」のデボラ・カー、「ウェスト・サイド・ストーリー」のナタリー・ウッド、「マイ・フェア・レディ」のオードリー・ヘップバーンの吹き替えをした最強ゴースト・シンガーであったことも、このサントラ盤のライナーで知った。

 ある意味、自分にとってはミュージカルに開眼することになった映画でもあった。ついでにいえば、小学生であった自分からするとこの映画に出てくる子役たちは、比較的年齢が近いこともあり、どことなくアイドル的な憧れをもって観ていた部分がある。

 まずは長女リーズル役のシャーミン・カー。彼女のナンバーである「もうすぐ17歳」の伸びやかな歌声は、心地よく響いたものだ。彼女は残念ながら2年前に亡くなっているとか。

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シャーミアン・カー

 そして自分が一番好きだったのは、ブリギッタ役のアンジェラ・カートライトだ。「宇宙家族ロビンソン」でも知っていたこともあるが、小学生なのでちょっとばかり初恋的にああいう憂いのあるタイプに魅かれるところもあったのかもしれない。なんとも懐かしい思いだ。

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アンジェラ・カートライト