株主総会

 お決まりのシャンシャンではあるのだが、株主総会が終了した。中小零細なので、特に問題になることはなく、さらにいえば役員改選は来年のことになるので、なにもない本当にお約束の会といっていい。

 まあ誰かが「動議」の声であげれば、それはそれで面白いかもしれないが、とにかく儀礼的に早く終わらせるだけのことだから。

 しかし例年のお約束の会とはいえ、やはり決算書を読み上げ、議案を説明してとなると、それそれやっぱり緊張することも多い。もう多分5回くらいやっているのに、慣れない。今回も汗をかきかき読み上げていった。

 緊張するととにかく大量に発汗する。こんな風になったのはいつ頃からだろう。多分30代のどこか、営業を始めた頃だっただろうか。冬だというのにやたら汗をかきまくって、相手にどうしたのみたいに突っ込まれて、ここ暖房効き過ぎでしょうみたいに返答を懸命にかいした記憶がある。

 それからというもの、とにかく人前で話をするとなると、過呼吸状態になったり、大量に汗かいたりと。還暦過ぎてもこういうのは変わらない。まあ向いていないんだとは思う。

 来期の改選はどうだろう、まあ健康状態に問題がなければもう一期くらいはやらないと、わずかな年金だけではまったく心もとない。いろんな人からは最低でも二期くらいはとかと言ってもらってはいるけど、さすがに気力面を含めてちょっとどうなんだろうと思わない訳でもない。

 もう一つには次の人材があまり育っていないというのもあるにはある。やめてもいいけど、誰にやらせるの、みたいに問われても、これからこれからとお茶濁すだけ。別にみんなの頭潰して回っている訳でもないんだが。

 まあこういうのは、やらせてみればちゃんと落ち着くところに落ち着くものだろうとも思う。だいたいにおいてしょもない中小零細なんだから。とはいえ、少しずつ下にいろいろとおろして経験を積ませないといけないなとも思う。どんなに小さい会社でも持続可能性みたいなことが問われる訳なんだから。

 そんなこんなで後1年である。しかし少しずつ老いを感じつつあるし、けっして体調も良好という訳でもない。来月は再検査とかが割と続く。様々に黄昏る秋というところか。