はてなブログへのダイアリー移行完了

 来春、はてなダイアリー終了ということで、これはこれで致し方ないことと受け止める以外にはない。

 もとより筆不精の自分が14年もの間、断続的とはいえ続けてこれたのもひとえにはてなダイアリーのお陰ともいえるかもしれない。なので来春までの間に幾つかの決断をしなくてはいけないかとも思った訳。

 まず一つは、もうこういう後悔(もとい)、公開日記のようなものはやめてしまうか。まあせっかくダラダラと続けてきたので、はてなのお願いに素直に従って、はてなブログに移行するか、もしくは別のサービスに乗り換えるか、である。

 さほど思案することもなく、三番目の乗り換えは選択肢から消えた。面倒くさいというのがまずある。だいたいのところ最近のブログサービスの事情などまったく知る由もなしである。

 次に最初のやめるかというと、これもまた「せっかく」という言葉が頭によぎる。自分にとってこの公開日記風の記録は、ある意味「生活綴方教室」の実践である。生活を記録し、思ったこと、ものの見方を記録することで、生活を見なおす契機にするみたいな、まあそういう風な類のことが漠然とある。60過ぎて生活を見なおすもどうかという気もしないではないが、まあそれはそれとして置いといて、生活を記録する、自分という存在の生きた記録、考えたことの記録、享受したことの記録を残しておいてもいいかという思いもある。

kotobank.jp

 そういうことでまあもう少しは続けるかということになる。となると、はてなダイアリーをブログに移行する必要がある。ということでいざやってみようかと思いきや、まあ皆考えることは一緒みたいで、一気にはてなダイアイリーからはてなブログへの移行が殺到したいみたいで、一時移行サービスがストップしていた。それが9月4日だったか、はてなブログにアクセスしてみると移行サービスが可能だったので、早速やってみた。

 それに併せて事前に開設したはてなブログのデザインとかも少し整えてみたりもした。しかしそこから長い、1日たっても2日たっても移行中のまま。ようやく移行が終わったものは閲覧可能になるのだが、2018年から2014年くらいでずっと停滞を続け、昨日あたりは一挙に2008年くらいまでいき、ようやく今日、2004年まで行き着いた。

 まあ14年間の記録でありデータ量が約1700日分、訳2300超の記事である。とくに2005年~2006年あたりはちょうどカミさんが病気で倒れ、その看病、介護の記録がずっと続いていたりもする。今、読み返しても本当に毎日綱渡りの日々だったと思うが、それなりにきちんと記録しておいて本当に良かったとは思っている。

 さらにいえば、この14年間は自分にとっては妻の介護、子育て諸々、仕事の日々であった。ほぼの三つをまあ全部不完全ではあるが、なんとかこなしてきた、凌いできたということでもある。

 妻の介護はまだまだ続く、多分ずっと続く。子育てについていえば、再来年には就職することになるはずなので(なってくれ)、ある意味一段落になるはず。仕事は、う~む、まあ62だし、そろそろリタイアを真剣に想定する時期ではある。まあ任期自体はあと1年、多分健康が許せばもう一期はいけそうな気もするが、なんとなく心持としては、そろそろ仕事的な肩の荷を下ろしたという気もしないでもない。

 とはいえまだまだ背負うものが多い。ずっと続くだろう妻の介護、七つ上の兄のこともある。子どもも順当に就職してくれるかどうかには不安要素もある。それを思うとまあ仕事があるのは幸運といえば幸運なのかもしれない。

 そんなこんなの14年間のダラダラ記録が4日間ではてなブログに移行された。はてなの公式声明では、はてなダイアリーは来春のサービス停止後も閲覧可能状態にということになるので、当面はてなダイアリーとブログの二つをそのまま公開設定にするつもりではいる。そのうえで更新についてはすべてはてなブログで行っていこうと思っている。まあそれも当分の間、みたいなことになるのではないかとは思う。どこかのタイミングでダイアリーの方は店仕舞いといことに多分なるのだろう。