上野美術館巡り雑感2

 西洋美術館では常設展の特別展示でロダンの素描展をやっていた。

[版画素描展示室]《地獄の門》への道―ロダン素描集『アルバム・フナイユ』|国立西洋美術館
 西洋美術館といえばその前庭にある「考える人」や「地獄の門」がつとに有名。ある意味西洋美術館の顔的存在ではあるのだが、素描はというとややヘタウマ風だったのがちょっと面白く感じた。総合芸術家として素描も達者にこなすのかというと、ややもすればその真逆。素直に言ってしまえば「ロダン、素描へたじゃん」とつぶやきたくなる。
 こと素描だけを見ていうなら、ロダンは徹底して三次元の立体の人ということになる。けっして二次元の人ではないということ。