ジャクソン・ブラウンを聴く


 渋谷オーチャード・ホールでのライブを聴いてきた。
 彼のライブはかれこれ7年くらい前だろうか、シェリル・クロウとのジョイント・コンサートを今はなき新宿の厚生年金ホールで聴いた以来だ。あの時は一緒に行く相手が急に用事がありで、中学生の子どもを連れて行ったんだったか。
 あの時61歳だったジャクソン・ブラウンももう68になる。月日の経つのは早い。
 メンバーは前回とほとんど同じで、長年共にしていることもあり、手慣れた印象がある。ジャクソン・ブラウンのパフォーマンスも年齢の衰えを感じさせない。途中でインターミッションが入ったのはご愛嬌だが、ベストな演奏をするためには必要なことかもしれない。それを考えると70歳を遠に過ぎたポール・マッカートニーのパフォーマンスは異常といえるほどかもしれない。3時間近くぶっ続けに演奏しているんだから。一緒に行った友人は、ポールはサイボーグじゃないのかと言っていたくらいだ。
 最初、ジャクソン・ブラウンは今日のライブを最近亡くなったトム・ペティに捧げると話して、最初に彼の曲を初めた。それからは淡々と彼のヒット曲を歌い続ける。最近の彼のライブの定番らしいのだが、観客からのリクエストによってどんどんやる曲を変えていく。とてもフレンドリーなライブだった。
 最後はやはり彼の十八番「孤独なランナー」で締め、アンコールの最後は彼がグレン・フライと一緒に作ったイーグルスのヒット曲「Take it easy」で終わった。とても満足できるライブ。幸福なひとときだった。
 ライブについてはこのサイトが詳しい。とても参考になる。
ジャクソン・ブラウン10/17東京初日公演セットリストと曲間トークざっくり訳です | HIGH-HOPES(洋楽ロック)