人生初Mac

[
  ヤフオクで人生初の Macを入手した。Mac book airだ。衝動で落とした理由は、ただただかっこ良さげだったことくらいか。今のところ何に使うのか不明だ。まあ強いていえば、長い人生一度くらいMacに触れてもいいかなというところくらいか。
 これまでのパソコン人生の、たぶん25~26くらいからだからざっと35年くらいになるんだが、Macというと南青山の出版社に勤めていた時に少しだけ触ったくらいか。そこの社長がついお洒落だからと購入したが、どう使っていいかわからず、教えてくれと言ってきたので、少しだけ動かしたくらいだったか。とはいえPipsとPC-9800しか動かしたことのないのに、Macがどうのといわれてもね。
 それ以来、98シリーズからWindowsマシンを渡り歩いてきた身だけに、本当にMacはようわからんのだが。まあ一回くらい触っていてもいいかなとか、ちょっと外で使うにはお洒落じゃないかくらいのあまりにも薄弱な動機だ。
 ヤフオクの中古にしたのは、ある意味保険をかけた部分もある。もともとパソコンはずっと中古派だ。20年くらい前におニューのvaioを買ったら、わずか一週間でいかれしまい、修理に出すと基板不良とかいう。そのvaioはその後も何度も故障を繰り返し、密かに腐れvaio命名しとった。それ以来、家では中古PCを買い、メモリやドライブを増設したり、交換したりしてきている。たぶんそうやって10台以上のPCを買い足してきたように思う。
 メインで使っているのがHPの2台。サブでパナのレッツノートを1台。何台かは会社に持ち込んで端末として生きながらえているものもある。今までPCにつぎ込んだ金は幾らくらいになるか。きちんと考えたりしたら、かなり絶望的な気分になりそうだと思う。最初に PC-9800の互換機としてエプソンからでたPC-256を買った時はモニタ、プリンタと40メガバイトのハードディスク込みで確か軽自動車くらいの値段がしたように覚えている。古き懐かしき時代だ。40メガだぞ。
 で、今回のMacである。とりあえず様々な設定と基本的な操作をマスタせねばならない。還暦過ぎの初Macである。老後の嗜みというべきか。まあ最後にまともなこともちょっとだけ言うとすれば、今の仕事を辞めてまだ元気だったら、まあ取り柄といえばコンピュータ関係かなという部分もあるにはある。アナログから仕事をデジタルに乗せてきたある意味最初の世代かもしれない。
 今の人は想像できないかもしれないが、昔は売り上げデータの集計とかは、まんま紙の集計用紙を使った。一度売り上げをアットランダムに書き出したものを元に、売り上げの多い順に別の集計用紙に転記する。それをさらに売上上位90%をAランク、75%をBランクとかにまとめてお馴染みの ABC分析とかやったもんさ。
 それが表計算ソフトに代わって、もう目が鱗だったもんだ。最初はPIPS、次はマルチプランやロータス1-2-3など。ソートが一発で出来るとかで「ウォー」と歓声あげたもんだ。
 そういう時代経験しているので、小規模オフィスでのコンピュータ導入とかは割とお手の物だったりもする。今、自分の会社では50台以上の端末を一応管理してはいるけど、基本は小企業の事務をどうコンピュータ化するかみたいなところ。
 なのでその方面なら少し仕事やっていけるかなというきもしないでもない。まあ体が動けばという条件もあるけど。その時にWindowsはokだけど、Macはちょっとというエクスキューズはなという部分もある。昔からよく言ってきたことだけど、要はあたりをつけておくということだ。
 とはいえ、なんかただの箱と化して埃まみれという近未来予想もされるところではあるな。そういうタブレットキンドルの類が机周りのゴロゴロしているんだが。