風邪でダウン

 入院していた兄は昨日退院した。
 15時頃に会社を抜けて病院へ行ったのだが本人がいない。看護師が探しているというのだが行方不明だという。自分も売店とかを探したが見つからず。しばらくすると兄は買い物袋を提げて戻ってきた。なんでも夕飯のおかずを買いに病院の近くにあるスーパーへ買い物に行っていたという。買ってきたのはむきエビとか。まず格好が一応パジャマから普通の服に着替えているのだが、靴ははかず室内履きのスリッパといういで立ち。正直、頭を抱えてしまった。元々注意力が散漫で格好とかに気が回らないほうだが、いくらなんでもスリッパである。少し認知症の気味があるのではと疑ってしまった。
 その後、退院の手続きを済ませて6時近くに無事退院。以前はかなり食事制限がされていたが、透析を受けるようになってからはけっこういろんな物が食べれるようになったと本人が言うので、比較的近くの開店寿司屋に連れていき早めの夕食を食べさせる。
 その間も、福祉サービスが受けられるように一度市役所に行く必要があることや、台所の水漏れの話とかをした。台所はおそらく交換で安くても30万くらい、システムキッチンにした場合は、安くても70万くらいかかるということも説明した。で、もちろんそれは自分の負担である。
 時間は取られ、金は出ていく日々現実。レイモンド・カーバーの短編小説で親兄弟、子どもから金の無心をしまくられる男を描いた話、確か『象』というタイトルだったかを思い出し、自分の境遇に投影してしまった。
 兄と一緒に兄の家に行き、それから二人で書類や手紙の類の整理を始めた。5〜6年未整理だった請求書類や様々な役所等からの通知、手紙類を片づけ、必要なものをファイルに入れて整理をした。なんだかんだで2時間くらいやっていただろうか、結局部屋を出たのは9時を回っていたと思う。
 すでに月曜日の水回りの一件の頃から風邪ひきでフラフラしていたのだが、休みの今日は一気にそれが悪化したみたいで、一日のほとんどを床についてた。とはいえ食事やら洗濯物の片づけとか普通に家事的なものはこなさなければいけないのだが。夜になって夕食を食べる頃には少しだけふらつきや悪寒みたいなものがなくなったかなと感じた。