水回りの水漏れ

 兄から日中電話があり、明日退院が決まったという。
 それで兄に今日は見舞いには行かないと話、仕事を終えてすぐにホームセンターで布団を敷き掛け一式を購入して兄の家に向かった。兄の家の布団は引っ越した時に買い与えたものなのだがボロボロな状態だったので、退院前に新しいものを用意しておこうと思った。
 兄の部屋は昨日水回りを掃除していたので、最後にもう一度部屋に掃除機をかけ、水回りをもう一度ざっと掃除した。あらかた終了したとき足元を見ると昨日と同様に足元がけっこう濡れている。水はねにしては量が多いので、シンクしたの戸を開けてみると、水漏れがしており、醤油とかのボトルを入れている容器に水がかなり溜まっている。慌てて雑巾で拭き、シンク下全体にタオルを置き水気を乾かすようにする。
 とにかくどこで水が漏れているのかがわからない。パイプの継ぎ目も怪しいがそこからでこれほど水が漏れるのかどうかもわからない。その時頭に浮かんだのは、よくポストインされていて冷蔵庫とかに張り付けることができる磁石付き水漏れ救急隊とか名づけらえた水回り修理の広告チラシ。1階の集合ポストに幾つか入っていたのを思い出してそれを取りに行く。時間は9時を少し回った頃。これから呼んではたして来てもらえるのかどうか、けっこう法外な出頭修理代を取られるという話を耳にしたこともあるし若干躊躇したが、このままにしておくのが不安だったこと、もし翌日来てもらうことになると仕事にも影響する。ということで電話をしてみると修理に来るのは10時半くらいになるという。仕方なくそれでもいいということで来てもらう。
 業者が来たのはジャスト10時半。調べてもらったところパイプの継ぎ目ではなくシンクに幾つか穴が開いているという。おそらく腐食した部分の錆を落とした際に穴が開いたのではないかという。こうなるとシンクの交換というよりもキッチン全体の交換になるという。何か頭がクラクラしてくる話だ。取り敢えずの高級処置は穴の開いた部分にコーキングをするということになる。穴は3〜4個所で、修理代金は出張費混みで17800円という。高いとも思ったが夜遅くに来てもらった人工代だと思えば致し方もないので諒承。すぐに修理してもらう。最後に蛇口を回す度に水が染み出るようにしているので、パッキンの交換も頼むとそれは別料金で4000円と最初言うのだが、途中でサービスでもいいと言い出す。そこで領収書は17800円のままで20000円払うからといってパッキンも交換してもらう。
 すべての修理が終了して帰っていったのは12時を少し回った頃。それから自分も撤収したので自宅に帰り着いたのは1時を少し回った頃だった。