MOMASへ行く

 投票の後、家族で埼玉県立近代美術館へ行く。まあ一番近い、手軽な美術館ではある。そしてそこそこ粒よりな収蔵作品がある。
 今回は、MOMASコレクション第1期という常設展が10日までだったので観ておきたいなということで。
 しかしそのタイトルが微妙というか、雑というか。「セレクション:モネとかピカソとか」
 個人まりとした一室に、ドラクロワ、モネ、ブーダンルノワール、ドニ、ルオー、ピカソ、ドラン、パスキン、ユトリロシャガール、キスリングなどが一堂に。このくらいの規模が一番いいかなとも思った。大きな美術館の回顧展に行くと、展示作品の多さ、それをじっくり観ることで、けっこう疲れることがあったりもするから。まあ絵を観て癒されるとか、そういう境地にはなかなかならない。どちらかといえば、絵に対峙してみたいな襟を正して的面持であることが多いので、かなりクタクタになる場合もあるのだな。もう少し肩の力を抜いて絵を楽しめればいいのだけど、何事にも貧乏性なのかもしれない。
https://www.google.com/culturalinstitute/beta/partner/the-museum-of-modern-art-saitama?hl=ja:TITLE
 今回、個人的にはシャガールの「二つの花束」がえらく気に入った。

 全体としてはシャガールそのものなのだが、馬も人も飛んでいないし、ある意味シャガールのアイコンが少ない。そして抒情的である。