家族で上野へ

 カミさんと子どもが行きたいというので上野の科学博物館へ行く。まさかの入場まで60分待ちとか。
お約束のティラノ。

これもお約束スピノ

 その後でお目当ての東美のポンピドー・センター展へ。

 「ポンピドー・センター展」は一年一作品という歴史を意識した展示になっていて、歴史的背景、文脈を強烈に想起させる。その中で最も感銘的だったのは1945年。展示物はなくピアフの「バラ色の人生」がかかるだけ。戦争の惨禍、抑圧、それからに解放。深い意味性を思ったりもする。
 ピアフの「ラビアンローズ」がかかっては、結局のところ、絵画や写真、視覚芸術は、歌=音楽には負けるなとか思ったりもした。少々暴論だとは思うけれど。
 「ポンピドー・センター展」は奥が深いので、出来れば期間中もう1〜2回行ければいいと思った。50〜60年代は核と冷戦、学生の反乱など、そういう歴史との相関を読む作業とかも必要かもしれないと少し真面目に思ってもみたりした。