カラヴァッジョ展


caravaggio.jp
 都内での仕事が5時過ぎに終わったので行ってきた。今回は都内の大学に通う娘を誘った。一応芸術専攻なので学習の一環といえば一環。まあたまには子どもとデートもいいかと飯おごると食い気で誘った部分もある。まあ親心としては、割と早めに都内の主要な美術館には連れて行きたいかなとも思っていたりもするのだが、子どもは美術より音楽への興味が強いので、あまり積極的ではないみたいではある。
 さてとカラヴァッジョである。バロック美術の巨匠、光と影の画家、その描写力、画力は多くのフォロワ−=カラヴァジェスキを生んだ。ついでにいえば飲んだくれの荒くれ者で、喧嘩三昧の日々を送り、果てには殺人事件を起こし逃亡生活を送ったとか。このへんの知識はこの映画によるところ大。

 個人的にカラヴァッジョといえば今回は来ていないけど一番有名なこれ。<聖マタイの招命>

 大胆に光を取り入れて影の部分をより際立たせる。これの複製画を大塚国際美術館で観たときには、心の中で「光を、もっと光を」と思わずつぶやいたくらい。光と影の表現はカラヴァッジョから始まった。そしてそのフォロワーの中からレンブラントがより表現技術として展開した。そういう意味では西洋近代絵画の元祖というか元締めみたいな人であり、これは行かなくちゃとは思っていた。
 以下、展示された代表作から。
<トカゲに噛まれる少年>

バッカス

<果物籠をもつ少年>

<法悦のマグダラノマリア>