安倍晋三議員の虚偽メルマガ

 菅直人元首相のブログ記事である。
安倍晋三議員の虚偽メルマガ | 菅直人公式ブログ あたらしい政権で日本再生! Powered by Ameba
 それについてのツィート。

今思うと菅パッシング尋常じゃなかった。菅は無能、菅は怒鳴り散らす切れキャラというレッテル貼りを、自民、読売産経を中心としたマスコミ、リークと称して官僚等が一体となって行った。多分画策したのは原子力ムラの中枢だと思う。

 多分それは菅直人氏が浜岡原発の停止を決めたことから始まったのだろうと思う。
首相官邸ホームページ

5月6日  浜岡原発停止決定
5月20日 安倍晋三がメルマガでデマ記事アップ
5月21日 読売、産経が安倍のメルマガを受けて菅バッシング開始
5月22日、24日 安倍晋三がメルマガで後追いデマ記事アップ
 
 まあこんな具合だ。読売のフレームアップについてはこのブログが詳しい。
朝日を笑えぬ読売新聞 ― 「吉田調書」が明かした原発誤報に頬被り お粗末誤報対応の数々|政治ニュース|HUNTER(ハンター)|ニュースサイト
 しかしこのブログにもあるように読売は朝日の誤報を笑えない。それどころか朝日の吉田所長のイチエフ撤退や従軍慰安婦に比べても誤報度、フレームアップ度は高いようにも思う。
 ようは菅が首相でいた場合に全原発が停止される。イチエフの酷い状況もこのままでは全て明らかにされてしまう。それらに危機感をもった原子力ムラ、政官財マスコミがグルになって菅を引き摺り下ろすことを決めたのが真相ということだろう。浜岡以降、菅は無能という個人攻撃がマスコミから様々に出てきて、そのイメージが定着する。国会でも菅の不信任案も出てくる。それらの尖兵となったのが安倍晋三現首相だ。いわば彼は原子力ムラの利権を守ったことの恩賞として総理大臣の座を手に入れたといってもいいのかもしれない。
 わずか4年前の出来事だがもはや大昔の出来事のようでもある。安部はまさにわが世の春のごとく絶頂にある。菅はかろうじて先の選挙で議席だけは得てはいるが、完全に過去の人扱いだ。しかも無能な総理大臣という汚名、レッテルを貼られたままである。すべては原発震災の時に首相の座にあり、原子力ムラの権益維持のために動かなかったというただそれだけの理由のためだ。
 あの原発震災の数日間、菅直人が総理大臣であったから東日本は救われたのかもしれないと思うことがある。あのとき、もしも安倍晋三あたりが総理大臣だったら、思考停止状態に陥った官僚組織と同様、なすすべなかったのではないかとそんなことを思わない訳でもない。これは歴史のIFでしかないのだが。