GIANT BOX

ジャイアント・ボックス

ジャイアント・ボックス

1.FIREBIRD/BIRD OF FIRE(火の鳥
2.SONG TO A SEAGULL(カモメの歌)
3.FREE AS A BIRD(フリー・アズ・ア・バード)
4.PSALM 150(サーム 150)
5.VOCALISE(ラフマニノフのヴォカリーズ)
6.FLY|CIRCLES(フライ/サークル)
7.SEMI - TOUGH(セミ・タフ)

昔から愛聴しているアルバム。レコードも持っているのだが、今更ながらCDを衝動的に購入した。
このアルバムを最初に聴いたのはいつ頃だろう。このアルバムが確か1973年の作品だから、おそらく高校の2〜3年の頃か。確かFMで通して演奏したのを途中からエアチェックして録音したんだと思う。なので最初の「火の鳥」を聴いたのは随分後になってからというのは笑える話。
当時、ジャズの聴き始めで、ハンコックの「処女航海」とかウェス・モンゴメリーの「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」あたりから入ったから、A&MCTIレーベルには親和性があった。多分、一番聴いたんじゃなかったかな、このレーベルは。まあジャズ初心者の高校生には一番聴きやすいと。
そういう時期だったので、このアルバムはまさしくCTIの集大成みたいな感じだった。おまけにドン・セベスキーは「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」のアレンジャーでもある。この人の弦のアレンジの独自性はちょっと聴いたことがなかった。それまでジャズで弦アレンジというと所謂ウィズ・ストリングスみたいなものばかりだったから。弦を使ってないけど弦があるかのようなアレンジはギル・エバンスだっただろうか。
そんなわけで高校生の自分はこのアルバムにのめり込んだ。録音したのは当時はオープン・リールのデッキだったか。それを中古で買ったカセットデッキにダビングして毎日のように聴いていた。まあ今にして思えばありがちな企画モノっぽいし、8ビートのロックものやメイン・ストリーム風の4ビートまでオンパレード的な内容だった。さらにいえば、当時CTIでよく聴いていた一流ミュージシャンがほとんど全員参加していたという感じだったか。

ドン・セベスキー (COND,KEY)
フレディ・ハバード (TP,FLH)
ヒューバート・ロウズ (FL)
ポール・デスモンド (AS)
ジョー・ファレル (SS)
グローヴァー・ワシントン・ジュニア (AS,SS)
ミルト・ジャクソン (VIB)
ジョージ・ベンソン (G)
ボブ・ジェームス (KEY)
ロン・カーター (B)
ビリー・コブハムジャック・デジョネット (DS)
アイアート (PERC)
ジャッキー&ロイ (VO)


http://www.youtube.com/watch?v=AKvggM3nYcU