「ユトリロとヴァラドン−母と子の物語」展

SOMPO美術館(旧館名:東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館)ゴッホ《ひまわり》を収蔵。新宿駅 徒歩5分

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損保ジャパン日本興亜美術館、「ユトリロとヴァラドン」。予想以上に良い。ヴァラドン圧巻!

ヴァラドンゴーギャンであったり、ゴッホであったり、マティスであったり、エコール・ド・パリ派であったり、ドイツ表現主義であったり、つまりはヴァラドン自身の作家性だ。ユトリロとはまったく影響しあってないのも凄いな。

今、思うとそれよりもやはり師匠筋であるドガと色彩感覚はセザンヌに近いものがあるかもしれないとも思う。じょじょに色彩感覚にあふれ独特の太い輪郭線があらわれてくる。<窓辺のジュルメール・ユッテル>

<コルト通り12番街、モンマルトル>

ヴァラドン、18歳で私生児ユトリロを生み、ルノワールロートレックのモデルをし、様々な画家と浮名を流し、画家として大成し、息子の友人で息子よりも若い21歳年下の男と結婚し、おそらくそのダンナにマネージメントさせ画家としての人生を突き進んだ。偉い人や。

今日のユトリロ・ヴァラドン展、空いててよかったのだが、老齢のカップル3組がペチャクチャやや大声で話しているのが興醒め。年齢的には見た目65オーバー。偶々なのだろうが、だから団塊系は駄目なんだよと思った。小声で話すとか周囲を思いやれないんだよな。まあ団塊すべてじゃないとは思うが。