ジェームス・マクニール・ホイッスラー展

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思い立ったら吉日とばかり、衝動的に横浜まで行ってきた。
3月までの開催なのでとにかく行きたいなと思っていたのだが横浜は遠い。そのうち行けるだろうとか思っていると、いつのまにか終わっていたなんてことにもなる。なのでせっかくの三連休、すでに家事的なことは終わらせていたので行ってみることにした。
最初は電車で一人で行くつもでいた。ついでに久々野毛にでも酔って、ジャズ聴きながら飲んだくれるつもりでいたのだが、横浜まで絵を見に行くというと、当然のごとく出かけたがり屋の妻が「わたしも連れて行って」という。なので急遽車で行くことにする。
しかし行くとなると1時間半もあれば着いてしまうのだね。2時半過ぎに家を出て4時には現地に着いた。
ジェームス・マクニール・ホイッスラーについては、やはり大塚国際美術館ジャポニスム色の強い作品として有名な「白のシンフォニーNO.2」を見ていいなという感想を覚えた。予備知識的には印象派アメリカ人、ロンドンとパリで活動した人ぐらいだったか。
ジェームズ・マクニール・ホイッスラー - Wikipedia
ホイッスラーは印象派というよりは耽美派と括られるようで、確かに画風は印象派の光をキャンバスに取り込んだようなキラキラ感はなく、暗い色調、モノトーンな配色の作品が多い。耽美派といっても同時代でもあるラファエル前派の画風とも異なる。
またエッチングを中心に版画製作も勢力的に続けていたようで、かなりの点数の版画が展示されていた。
全体としてはちょっと暗過ぎるようにも思ったし、確かに「白のシンフォニーNO.2」には心動かされるものがあるが、なんとなくこの絵一枚でも十分かなというのがややもすれば本音かもしれない。上手い画家ではあるが人の心を釘付けにするだけの力はないかなとも、まあ率直な感想である。