山梨県立美術館

「生誕200年ミレー展」をやっていたので行ってみる。
車で行けば山梨なぞけっこう簡単に行ける。鶴ヶ島からだと圏央道から中央道へと走れば、それこそ電車で都内上野の美術館へ行くのとさほど時間も違わない。関東近郊にもこうしたそこそこの規模のミュージアムが多いので、こういうのをしばらく続くかもしれないな。
山梨県立美術館 | YAMANASHI PREFECTURAL MUSEUM of ART
ここはもともとミレーの「種まく人」で有名なところだ。ミレーは41点を収蔵している。バブル時に県予算でミレーを買いまくってけっこう叩かれたと記憶している。でも無駄でもなんでもないと思うな。なんでもかんでも公共事業でハコ物や橋ばかり作るのではなく、芸術作品に投資するというのもいいもの。
結果この美術館はミレーの美術館として定着している。たぶんここの小中学生は何度もここへ来ているだろう。そうやって芸術作品に接するのはいいことだと思う。
「ミレー」は農民画家とか農民の労働を描いたとかいわれているが、やはり巨匠の一人だと思う。個人的には最初の妻ポリーヌの肖像画に心動かされた。結核をわずらいわずか3年の結婚生活だったとか。