ヴァロットン展に行く

三菱一号館美術館 | 新しい私に出会う、三菱一号館美術館
twitterからの引用。

ヴァロットン展に行って来た。閉館間際、45分の鑑賞だったが、まあまあ良かったかな。「ボール」の抒情性とらふに向ける冷たい視線が結びつかない。ドニの絵やゴーギャンリトグラフがみれたのも収穫。

午後思い立って行ってきたので正味45分くらいしか鑑賞できていない。おまけにカミさん連れて行ったので、車で丸の内まで。駐車場探すのにも難儀したし、車椅子であの美術館に入るのはけっこうしんどかったりもした。
ヴァロットンは元々、大塚国際美術館で「ボール」を観て好きになったから。で、リアル「ボール」を実際に目にすることができて本当に良かった。抒情性、歪んだ構図、斬新さを感じた。陶板複製画で絵を知り、いつかオリジナルを観る。大塚国際の目的はまさしくそれなんだろうなと改めて知る。
ヴァロットンは様々な作風を持っている。裸婦をかなり描いているのだが、なんとなく悪意を感じたりもする。ヴァロットンは「女嫌い」が通説になっていて、なんでもパトロンの娘をカミさんにしたのだが、折り合いが悪く、そのへんがもろにカンバスに表出されてみたいなことを読んだ気がする。
でも、どちらかというとそういう悪意というよりは、ドガにも同じものを感じるのだが、モデルへの眼差しの厳しさみたいなものが先鋭化されたものじゃないかとも感じる。
出来ればもう一度観に行きたいところだが、都内にプライベートで出る機会も中々ないのでどうなることやら。