ポール・マッカートニー

友人が追加チケットをうまいこととってくれていた。こっちはとりあえず21日の分をチケット流通センターで1枚、1万増しで押さえに購入していた。なので幸運なことに2回行くことができる。ポールの71歳という年齢を考えると、最後の日本ライブになってもちっともおかしくない。まあクラプトンみたいに最後かと思うとすぐに再来日が決まる場合もあるからなんともいえないのだけれど。
この日はさすがに追加チケットだけに相当に遠いことを覚悟。

2回1塁側6通路はほとんどバックネット裏の横くらいに位置する。ステージはというとかなり遠い。

昔、マイケル・ジャクソンをドームに観に行ったときともほぼ同じような場所だったが、このへんになると実際、誰がステージに立っていてもわからない。まあそういう場所である。ステージの両側にある大画面の映像で確認するだけというところか。でも、いいのである。ポールの声を、サウンドを聴ければいいだから。
ライブはというとこんな感じでまばゆい光の中っつう感じである。
 そんな中、ポールはほとんど休むことなく39曲を熱唱してくれた。39曲、2時間半以上である。恐るべき71歳である。正直、感動した。もっと懐かしさで目がウルウルになるかとも思っていたのだが、普通にロック・ショーとして楽しめたし、のれた。まあライブの感想やら、ポールへの思いとか、いろいろなことを考えたし、それこをいろんなことを書きたいところではあるが、うまいことまとまらない。ただただ楽しかった。
ポールと彼のバック・バンドはビートルズサウンドの伝承者とでもいえるのかもしれない。彼らの演奏するビートルズ・ナンバーはただのナツメロではない。技術、テクニックの進歩、音響機材の飛躍的進歩、その中で21世紀にあってのビートルズサウンドを聴かせてくれる。リスナーはポールによって継承される一人ビートルズによって、21世紀のビートルズを体験できる。たぶんそんなことなんじゃないかとは感激のあまりの思い込みである。
記録の意味でセットリストを付記する。ナンバーは初日の大阪と同様だったとも聞く。

1. 「Eight Days A Week」 (ザ・ビートルズ
2. 「Save Us」 (新作『NEW』収録)
3. 「All My Loving」(ザ・ビートルズ
4. 「Listen To What The Man Said」 (ウイングス)
5. 「Let Me Roll It」(ウイングス)
6. 「Paperback Writer」 (ザ・ビートルズ
7. 「My Valentine」 (ソロ)
8. 「Nineteen Hundred And Eighty-Five」 (ウイングス)
9. 「The Long And Winding Road」 (ザ・ビートルズ
10. 「Maybe I'm Amazed」 (ソロ)
11. 「I've Just Seen A Face」 (ザ・ビートルズ
12. 「We Can Work It Out」 (ザ・ビートルズ
13. 「Another Day」 (ソロ)
14. 「And I Love Her」 (ザ・ビートルズ
15. 「Blackbird」 (ザ・ビートルズ
16. 「Here Today」 (ソロ)
17. 「NEW」 (新作『NEW』収録)
18. 「Queenie Eye」 (新作『NEW』収録)
19. 「Lady Madonna」 (ザ・ビートルズ
20. 「All Together Now」 (ザ・ビートルズ
21. 「Lovely Rita」 (ザ・ビートルズ
22. 「Everybody Out There」 (新作『NEW』収録)
23. 「Eleanor Rigby」 (ザ・ビートルズ
24. 「Being For The Benefit Of Mr. Kite!」 (ザ・ビートルズ
25. 「Something」 (ザ・ビートルズ
26. 「Ob-La-Di, Ob-La-Da」 (ザ・ビートルズ
27. 「Band On The Run」 (ウイングス)
28. 「Back In The U.S.S.R.」 (ザ・ビートルズ
29. 「Let It Be」 (ザ・ビートルズ
30. 「Live And Let Die」 (ウイングス)
31. 「Hey Jude」 (ザ・ビートルズ
32. 「Day Tripper」 (ザ・ビートルズ
33. 「Hi, Hi, Hi」 (ウイングス)
34. 「Get Back」 (ザ・ビートルズ
35. 「Yesterday」 (ザ・ビートルズ
36. 「Helter Skelter」 (ザ・ビートルズ
37. 「Golden Slumbers」〜「Carry That Weight」〜「The End」 (ザ・ビートルズ