山下達郎ライブ!!


大宮ソニックシティでのライブ行ってきた。達郎のライブはチケットがとりにくいとのこと。今回はヤフオクで定価のほぼ倍額近くで落札した。残り少ない人生である、金に糸目をつけてたまるか的なモチベーションだ。
これもいろいろ情報としては聞いてはいたのだが、達郎のライブはとても濃い内容でしかも曲目も多く、時間も長いという。かってブルース・スプリングスティーンの初来日を代々木で観たがあれも長かった。正味3時間、アンコールから1時間近くみたいなのを覚えているのだが、長さではそれに匹敵するという話も聞いている。さらにこれまでのライブ盤「JOY」とかを聴くと、演奏のクォリティの高さは半端ない。そういうこともあり、期待に胸高鳴る的な感じだった。
で、観た感想、その他もろもろを。といいたいところだが、ライブ中のMCで達郎曰く、ライブツアーがちょうど折り返し地点にあることで、ライブを観たとかをブログで書くのはいいが、セットリストとかネタバレになるようなことは書いて欲しくないとのお達しである。冗談めかして「書くなとはいわないが、できれば書かないでもらいたい。といっても自己顕示欲の強い奴なんかがセットリストとかを載せちゃうバカがいる。そういう奴らは火炎放射器で焼き殺したい」などと物騒なジョーク聞かせてくれる。なので演奏した曲のことなど含めてなにも書かない。ただ、普通に感激したということを一言、二言心情吐露だけする。
とにかく感動の一語だ。3時間半、ほとんど休みなく演奏するか軽妙なMCを入れるかである。そして演奏のクォリティはまさしく本物である。ほとんどレコードならぬCDと変わりない確かな技術だ。3時間半の長丁場がダレることなく、あっという間という感覚である。楽しい時間は一瞬のごとくに過ぎてしまうということだな。出来ればずっと聴いていたいのにとも思う。
さらにセットリストはどれもお馴染みの曲ばかりだ。twitterとかを見るとあまりメジャーじゃないレアものが多いのだとか。そういえば達郎自身のMCでもうん十年ぶりみたいなコメントもあったように記憶している。でもデビューから38年という彼のキャリアをほぼ同時代的に聴いてきているのだ。ほぼ総ての曲が大好きかつお馴染みのナンバーだ。
まあいい、これ以上だらだら書いていると、きっと火炎放射器で火刑に処せられてしまうかもしれない。
ちなみに観終わった後のツィートはこれ。

山下達郎ライブ終了。
よかった。大袈裟でなく、人生の中でも最良、最高のライブだったかもしれない。山下達郎と同時代にいて、彼の音楽をずっと聴いてこれたことを感謝しなくちゃね。

本当に正直な気持ちだ。
そしてかれこれ1年前、アルバム「OPUS」を聴いたときの感想を自己引用みたいにして言えば、

かって矢作俊彦ジョン・レノンの死を通して「我々にはまだ沢田研二がいる」というギャグを飛ばしてくれた。まあギャグとしではなく、半分真顔になって「とりあえず我々には達郎がいつもいた」ということは言えるかもしれんとも思う。

山下達郎というミュージシャンと同時代に生きてこれたこと、彼の音楽を享受してこれたことに感謝しなくてはいけないと真面目に思う。基本的に信仰とかない人間だが、ことそういう面ではどこかにいる神さんに感謝ということになるのかもしれない。
OPUS - トムジィの日常雑記