追憶の大内宿

11日、12日と一泊旅行をカミさん二人行って来た。娘は例によって部活があるので居残り。当初は家族で2〜3泊で関西に行くはずだったのだが、娘は部活を優先させるのでとりやめ。一泊だけでこの時期とりやすい日光にということになった。そういえば去年も、娘は塾の合宿、親は同じ日光に二泊なんてことをしたんだった。
今回は、日光周辺の観光は一切なしで、霧降高原あたりをドライブしたり、さらに二日目は福島方面に足を延ばした。
で、行ったのがここ大内宿。ここもカミさんのリクエスト。なんかテレビで紹介されていたので行ってみたくなったのだとか。私はというと予備知識一切なし。なにそこみたいな感じである。
大内宿|奥会津観光スポット
ようは古くからの宿場町で、古民家が保存されていて、昔の宿場の雰囲気が味わえるという場所のようである。宿場町というと木曽の妻籠馬篭とかを連想するのだが、より旧時代というか、ようは江戸時代の宿場の雰囲気が感じられる。
といって道の両側に連なる茅葺の古民家はすべて蕎麦屋か土産物屋になっていて、しかもかなりな観光客で賑わっている。


そしてここ大内宿といえばこれ。ねぎそば、である。これもテレビとかでずいぶんと紹介されているようでかなり有名なのだが、ふだんあまりテレビを見ない私は当然知らない。

箸の代わりに一本添えられたねぎを使って蕎麦をすするのである。で、時々ねぎは齧る。それが薬味代わりだという。生のねぎの丸かじりはさすがにちょっとひく。脳内イメージとしては、口中がねぎ臭さ充満という感じである。
ねぎといえば、子ども2歳くらいの頃、カミさんが台所で料理作っている最中、その足元でねぎを丸ごと齧っていたことがあった。たまたまビデオカメラ回しているときだったので、しっかりそれが記録されていたりもする。ようは私が止めもせず傍観してただけなんけどね。でも、一切やらせはない。ぼーっとカメラ回してたら、子どもがいきなり床に置いてあったねぎ齧りだしただけなんだが。
まあいつか子どもが成人したら、このネタで強請ろうかと算段してるところなのではあるが。
というわけで、ねぎである。実際食してみると、蕎麦は普通。で、ねぎを恐る恐るひと齧りしてみる。うんっ、あの生ねぎ特有の臭みが口中に広がるかと思いきや、これがない。全然臭くない。なのでけっこういけたりもする。気がつくと蕎麦は完食。ねぎも白い部分の半分くらいは普通に食っていた。
後で店員にここのねぎは全然臭くないけど、そういう種類のねぎみたいなことを聞いてみたのだが。かえってきた返事は、普通のねぎだとのこと。臭みがないことについていえば、ずっとこのねぎを食べているから、臭いねぎというのがわからないという。ふ〜ん、そういうものなんだろうか。