MAYLEE TODD(メイリー・トッド)LIVE!!

昨日はね、お友だちが誕生日を祝ってくれるというので、六本木のビルボードライブ東京へ行って来ましたのである。といってもチケット取ったのは私、メイリー・トッドに嵌っているのは私で、相手は「誰、それ」みたいな感じ。当然自腹です。でもご飲食代はしっかりゴチになりました。いや〜、持つべきものはお友だちですね。
もともと土岐麻子twitterでこの娘カワイイとつぶやいて、そのPV見てはまったんのだが。Baby's Got Itのやつ、あっこれね。

Maylee Todd - Baby's Got It (Official Video)
それでいろいろYoutubeで拾っていくと、この人単なるエキセントリックなポップアイコンじゃないぞと。音楽的にもディスコナンバーだけじゃなく、ボサノバからジャズ、昔風にいえばフュージョン系まで様々な引き出しをもっている。それでいてなんとなく懐かしい80〜90年代の感覚も有している。そのへんがオッサン心を擽るような感じである。
ビルボードライブ東京のシステムもなにもかも初めてなのだが、自由席で6時開演なのだが5時に来いという案内なので、そのとおりに行く。で、順番で入場なのだが、好きに選んでいいという席はかなりステージから近い。前列二番目でもうステージまで直線数メートルである。これまでの経験ではこりゃありえない近さである。とりあえず美味くてやたら高いビールを飲みつつ開演を待つ。
ライブのレポートは公式的にはこちら。
メイリー・トッドが魅せた観客を巻き込む歓喜の共有 | Daily News | Billboard JAPAN
画像も使わせてもらうけど、キラキラのチャイナドレスは笑える。やっぱりこの娘、ちょっとヘンかもと思う。でも歌、サウンドはまさしくホンモノ。出だしはジャズテイストなナンバーから。歌っている途中で靴をすぐに脱ぐ。そういえばこの人はいつも裸足で歌うことが多いのね。
今とりあえず命名しました、「barefoot diva」。どうでもいいか。
途中で前列の客と客の間を縫うようにして客席に降りてくる。こういうのが普通にビルボードであるのかどうか私は知らないが、なんとも楽しい。なんかジャズエイジのキャバレーみたいな雰囲気である。
第一部終了的に一度そでに引っ込んで出てきたと思ったら、怒涛の二部的にヒット・チューンを続けざまに「Baby's Got It」「Hieroglyphics」。そのときのコスチュームがなんか安っぽいジュディ・オング風マントで現れて。思わず友人と二人で笑ってしまいました。こんな感じね。

このマントのチープというか、ダイソー的な感じがけっこうイカしてたりもする。最後らへんはもう再び客席降りてきて、客を煽ってクラブっぽい雰囲気にして、ほぼ全員スタンディング。彼女の周辺はみんな一緒に踊っていたかな。年甲斐もなく私も体を揺らしてみましたワ。あ〜、今思い出しても嬉し、恥ずかし、でも楽しかった。だいたいこんな雰囲気ね。

実はこの中に後姿ではあるが、しっかり写ってたりするから笑えるわね。
今、メイリー・トッドを聴いている人は、確実に先物買い的な部分もあるのかもしれん。まあ普通に曲がいいからとかそういうこともあるだろうけど。で、その先物が将来どうなるか。個人的にはけっこうイケそうな気もする。ひょっとすると何年後かあるいは何十年後かには、メイリーが最初に来たビルボード行ったこととか、それも前列二番目で見たとか、自慢気に話すことが出来るかもしれないかな。うんとジイサンになってそういうことを自慢ぽく孫とかに話せたりするというのもいいかもしれない。
とにかくメイリー・トッドはカワイイ。歌もサウンドもイケてると思う。