鶴ヶ島図書館にてミシェル・ルグランを聴く

妻が友人と日帰りバス旅行に行くというので、出発地の大宮駅まで送っていく。なので土曜日だというのに6時起である。前夜は神保町でそこそこ飲んでいたのでけっこうしんどい。
帰宅後、数時間ぐだぐだと寝たり、起きたりを繰り返す。けっこう疲労しているみたい。といいつつも洗濯物を干したり、たたんだりと通常家事業務をこなす。
昼過ぎ、娘が学校から帰ってきたので、昼食を食べに連れ出す。その後図書館に行くといって勉強道具も持参させる。
鶴ヶ島に越して5年以上になるというのに市立図書館に行くのは初めてのことである。なぜかといえば、まあ車でしか行けないような場所にあるからということにつきるか。場所的には高倉のあたりか、畑と雑木林に囲まれたところにある。けっこう綺麗目な建物だ。広さ、蔵書についていえば、以前住んでいたふじみ野、大井町の図書館とだいたい同じ規模である。それほど立派なハコモノでもないし、蔵書もまあ普通の町の図書館という雰囲気だ。
驚くべきは土曜日だというのにえらく空いている。駐車場も空きスペースのほうが多いくらいだし、利用者も少ない印象である。だから逆に落ち着いて本を選んだり、読むこともできる。この人の少なさはけっこう理想的な感じではあるのだが、逆にいうと休日なのにこれほど空いているというのは、やっぱり鶴ヶ島民度というか文化的なレベルとか、その他もろもろを考えさせられるところもある。
ただしいていえば、この閑散度はすべて立地に起因しているんじゃないかとは思う。例えばこのハコモノ若葉駅周辺にあったとしたら、たぶんもっと人が集まっているだろうとは思う。
とりあえず登録手続きを済ませる。それから娘を自習室にぶち込み、後は自由時間である。読書についていえば、すでに三ヶ月先まで読むべき本が決まっている状況なので、新たになにかを選んでという余裕はない。なのでAVコーナー(いうまでもなくオーディオビジュアルである)に出向く。こういう町の図書館のAVコーナーはけっこう楽しませてくれる。大井町の図書館はクラシック、洋楽(ポップス、ロック、ジャズを一まとめ)、邦楽(Jポップスから演歌まで)の三分類だった。これがけっこう笑えたし楽しめた。それに対して我が鶴ヶ島はというと、これがけっこう充実していた。
ジャンルはクラシック、洋楽(ポップス、ロック、R&B)、ジャズ、Jポップス、演歌などとなっていた。品揃えもなかなかでクラプトンとかも5〜6枚あったし、ジャズも「おっ、こんなものもあるのか」と思えるような感じだった。さらにいえばjポップスも1990年代から2000年代までに限っていうとけっこういい品揃えになっている。
こういうのって、その時期の司書とかの趣味嗜好が反映するんだろうかなどとかってに想像したりもする。さらにいえばレーザーディスクがけっこうなスペースを占めていたりもする。再生機器の維持が大変だろうななどと余計な想像をついしてしまう。このコレクションは、うん十年前の司書さんが、業者に騙されて継続購入してしまったのか、あるいは奇特などなたかがコレクションを寄贈したのか、まあそういうことでもあったのではないか。
つらつら所蔵品を眺めてから、CDを数枚引っ張り出し、受け付けでヘッドフォンを借りて視聴させてもらう。これがけっこう楽しかったね。聴いたのはこの2枚。ついでにいえばこの2枚は貸し出しもしてしまった。

ビッグ・バンド

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