弁当狂詩曲

8日から子どもの学校が始まった。それからというもの朝6時起きして弁当作りをする日々が始まった。
弁当、中学時代はやれ体育祭だの、部活の大会だのというイベントのときだけだったのだが、高校にあがるとそれが毎日のことになる。ハレとケのケですよ〜。
しかし齢五十の坂をとっくに転げて還暦も間近だというオジサンに対して、天の上の誰かさんはなんという試練をお与えになっているんでしょう。本当にカソリックに改宗しちゃいそうだ。よっぽど前世なんか因縁めいたことでもしでかしたんだろうか。
で、どうよ弁当作りというと、まあ業務ということで一応慣れてはきましたよ、いちおう仕事ですからね。そう仕事なんですから、せにゃならんでしょうと、でもこれはある種の諦観ですな。
まあ弁当といっても、現在では冷凍食品という大変便利なものが何十種類、あるいはそれ以上も出ておりますので、楽といえば楽。前夜にコメといで6時にセットしてと、このへんはテクロノジーがなんとかしてくれますし。
でもね、毎日の定型業務でこれが1000日も続くと、確かに絶望を通り越したまさしくの諦観です。
そんなもの高校生なんだから子どもに自分でやらせればいいだろうと。ハイ、おっしゃるとおりです。でもね、そういう風に育ててこなかったんだから、これもしょうがないです。ええ、すみません、自己責任です。
女友だちと酒飲んだときにその話をしたら、同世代ということもありけっこう同情してくれた。向こうはバツイチで子育て経験ないから、本当のところ共有する部分はないのだけど。彼女、自分の遠い、遠い高校時代を思い出してこんなことをつぶやいたっけ。
「そういや、お弁当はいつもお母さんが作ってくれてたっけ」
「自分で作ろうなんて気起きなかった。自立しようとか、けっこう考えていた時期なんだろう」と私。
「そうね・・・・、まったくなかった。なんか弁当は普通に朝用意してもらっていて、それを何の疑問ももたないで持っていって食べていた。今思うと、お母さんに感謝してるけど、当時はたぶんそれが当然だと思っていた」
ハイ、そういうこってすね。いくら母親が体不自由でも、とりあえず代替手段として父親がいて、彼が用意してくれれば、それが普通になります。まあ子どもなんてそういうもんさ。
というわけで5日目くらいからtwitterで画像入りで日々の弁当画像と呪詛の言葉をアップしてみたりしている。まあじきに飽きると思うけど。

4/13日 本日で弁当作り5日目。冷凍食品ばかりのインスタント。今日の明細。
唐揚、ささみチーズカツ、ミニハンバーグ、ほうれん草のバター炒め、ウィンナー、小籠包、さけフレーク混ぜゴハン

4/15日 本日の弁当は一段。前夜から、少しお腹が痛いとかで、量を減らせとのリクエスト。オカズは完全に冷凍モノ。

4/16日 本日のお弁当。メニューは、唐揚げ、シャケの切り身、ミニハンバーグ、サイコロステーキ、ポテトサラダ、コーンコロッケ。唐揚げのみ、前夜カミさんが片手で作った手作り。あとは例によって冷凍モノ。 ポテトサラダは自然解凍なので凍らせたまま。

4/17日 本日の弁当のメニュー。
焼き野菜、パスタと野菜のバターソテー、味噌カツ、春巻、エビシュウマイ、定番の唐揚、とここまでが冷凍。
一品だけ手作りで卵焼き

4/18日 本日の弁当。
マカロニグラタン、ささみチーズカツ、ポテトサラダ、サイコロステーキオムレツ、唐揚、ここまでが冷凍。あと昨日の残りの麻婆豆腐

4/19日 本日の弁当。 パスタと野菜のバターソテー、エビよせフライ、ミソカツ、ミニハンバーグ、オムレツ、シャケの切り身、エビシューマイ、とここまで冷凍。 後、昨晩カミさんが作ったカレー。