アマゾン

川越の銀行まで法人税の支払いに行く。ついで駅中の書店でつい東洋経済のバックナンバーを購入。タイトルがこれだったので。

週刊 東洋経済 2012年 12/1号 [雑誌]

週刊 東洋経済 2012年 12/1号 [雑誌]

  • 発売日: 2012/11/26
  • メディア: 雑誌
やっぱり最辺境とはいえ業界に棲んでいる一人としてはそれなりに興味はある。まあ目新しい知見はあんまりないけど、アマゾンジャパン社長ジャスパー・チャンや創業者ジョン・ペゾスのインタビューも載っている。出来たばかりの多治見FCの内部の画像とかも数枚あったりして、それはそれで興味深いところもある。
とりあえず興味を引いた部分をメモ的に引用してみる。

アマゾンのサイトには、世界で3.6億人以上のユーザーが最低月一度は訪問。日本でも4800万人が訪れている。

顧客へのサービス提供を持続するため、投資は積極的で、物流拠点は世界で69ヶ所を数える。IT関連費用は年間約29億ドル。2011年12月期の売上高は481億ドル(約3.9兆円)だが、営業利益率はたった1.8%にすぎない。目先の収益を犠牲にしてでも、徹底的に先行投資をするのがアマゾン流なのだ。

ジャスパー・チャンのインタビューより
日本の数字は開示していないが、同様の伸びを見せ、すべてのカテゴリーで売上高は前年比を上回っている。書籍のように従来展開しているカテゴリーでも、品ぞろえを増やし、成長の余地はまだまだある。

われわれは他社にそこまで神経をつかっていない。アマゾンが神経をとがらせているのは、品ぞろえ、低価格、配達サービスなど、顧客サービスをいかによくするかだ。

今春には米アマゾン・ドット・コムが、ロボットメーカーのキバ・システムズを7.7億ドルで買収。倉庫をロボットが走り回り商品を回収する仕組みを実験中だ。

ジェフ・ベゾスへのインタビューより
キンドルの価格は損益分岐点に設定しており、顧客が「買う」ときでなく、「使う」ときに稼ぐ。購入した人は電子書籍、ゲームなどのコンテンツを買う。顧客との継続的な関係を築くことが、アマゾンのビジネスモデルだ。

アマゾンには原動力となる三つの考え方がある。一つはつねに顧客中心に考えること。二つ目は発明を続けること。三つ目は長期的な視野で考えること。発明には長い時間がかかり、我慢強いことが大切だ。

(尊敬する経営者を聞かれて)
アマゾン社内には多くの尊敬できる社員がいる。もちろん社外には影響を受けた経営者がいる。一人はウォルト・デズニーだ。幼い頃、彼の伝記を本当によく読んだ。
もう一人はソニー創業者の盛田昭夫さん。盛田さんはソニーの製品にとどまらず、日本の製品が高品質であると世界に伝えよう、という大きな使命感を持っていた。

アマゾンの内部というか倉庫の中には以前から興味があるのだが、画像とかないのかとググるとおそらくアマゾン・コムのものだろうが、流失画像がけっこう出ていた。しかしでかいな。こういうのを見るとコストコなんかですらずいぶんと矮小的と感じてしまう。
いちおう”Inside Amazon..”で検索したり、「アマゾン 倉庫画像」とか
で検索するとヒットする。
”Inside Amazon..” - Google 検索
 あと市川の倉庫を取材したテレビ情報番組のものとかもあるにはあるで、しかもYoutubeとかにも割りと普通に投稿されていたりもする。