学校説明会に単独で行く

娘とは第何次だか忘れたが絶交状態なのだが、一応この日は某私立高校の学校説明会及び個別相談会の予約を入れておいた。だが、前日あたりから熱を出してダウンしよる。そこで個別相談会は延期の連絡を入れ、一人で説明会だけ行くことにする。なんでか、説明会に一度出ないと個別相談応じてくれないのよこの学校は。
しかし女子高である。その説明会にわんさとやってきている女子中学生とその親御さんに混じって、おっさんが一人で説明を受けている。こんな悲しい姿もなかなかないのではないかとつくづく思う。中年、あるいは初老のおっさんの悲哀を具現するときっとこうなるのではないかと思えるくらいだ。
とりあえず説明会には顔を出した。そして来週は娘を連れて個別相談に行く。これはある意味、親的な業務だと、そういう割り切りが必要だ。来春、無事進学にこぎつけるまで、ひたすら親としては精一杯の業務を行っていくということ。そして業務には感情を廃して、冷静にかつ淡々としなければならない項目をこなし、眼前に対峙する問題を順序立てて解決していかなくてはならない。
仕事だという割り切りがたぶん一番必要なことなんだろう。それは五十数年生きてきて学んだ人生の知恵みたいなものだしね。親が親業をきちんとこなし、子どもがとりあえず学業を放棄せず、最終的に良い結果が出ればそれが一番。でも人生なんで、常に良い結果が保証されるなんてことはありえずなのである。もし良い結果が出なくても、その時には次善の策をきちんとこなしていくということ。