娘の誕生日

15回目、特に感慨もなし。夕刻、ケーキを忘れていたので慌てて会社を抜け出して一番近いシャトレーゼまで行く。娘の好きな生チョコバースディケーキが残り1個ありでラッキー。私用外出というと不謹慎ぽいかもしれんが、すでに定時の勤務時間はとっくに終了、会社にいるのは部下の職制一人だけだったから別にいいでしょとも思う。戻って業務再開、8時に会社を出る。居残り職制が飲みたそうにしていたので(あくまで個人的な印象)、近所で飲みことにする。
娘の誕生日は?娘10時半まで塾なのである。結局11時過ぎに家族で食事、その後に三人でケーキを食す。
娘の誕生日というと思い出すのは、生まれて一ヶ月の時。ケーキ買って寝ている娘の枕元に置いてローソク一本立ててなんてことをしたこと。子どもが出来た、エライコッチャシンドロームみたいなことでずいぶんと舞い上がっていたんだろうな。でもあの時のことは本当に忘れられん。
15回、いや生後1ヶ月の分を入れれば16回。最初に感慨もなしといったけど、やっぱりなにかしらの感慨もある。プレゼントにだっていろいろな思い出もある。誕生日じゃないけどクリスマスの時に、サンタさんに渡してと言われて持ってきたぞと言ったら本気で信じてくれたのは、3〜4歳の頃だったかな。あの可愛い娘はどこに行ってしまったのか。今は見る影もなし・・・・、である。
どこかにリセットボタンがないかと思う日々でもある。15歳の娘は立派に育ち、反抗期という概念が具現化したみたいな存在になって、いまここにあるという感じである。ヤレヤレ、トホホ、残念、その他もろもろ。
誕生日のケーキは高校くらいになるとなんとなく自然消滅かなとも思うが、娘はずっと続けろとも言う。現時点の言行録的に言えば、「成人しても家を出る気はない」「家、その他もろもろ親のものはみな自分のもの」、「嫁に行く気はない」なのだそうだが。
まあこういう手合いが意外とデキ婚とかですぐに嫁いで行ったりもする。家族三人で誕生日のケーキを食す日々など、そんなにないのかもしれないな、この先などとも思ったりもする。