東松山からの帰還

昨日は都内で打ち合わせの後、そのまま飲み会突入。やや早めに終わったので、友人呼び出してそのまま個人的に2次会突入。気の置けない友人との酒は、それなりに心地良く、やや深酒の気味もあったのだろうか。
いつものように終電車で帰途に着いた。比較的早めに座れたのがよくなかったのだろうね、寝過ごしてしまう。目が覚めるとちょうど高坂の駅を出たところ。アララと唖然としながら、そのまま一駅先の東松山で降りる。と、もう戻る電車もない。
東松山はヤキトンの町である。後はスリーデイーマーチで少し有名。まあ普通に鶴ヶ島までの直線距離は約10キロ。徒歩でどうこうする距離じゃない。かといってタクシーだとたぶん1万コースか。まあ金がないわけじゃないけど、とりあえず酔った勢いで歩き出してしまった。気持的には途中でバテたらタクシー拾おうくらいのことだったのだが。時間的にはたぶん1時を少し回ったあたりだったろうか。
しかしさすがディープ埼玉である。少し歩くと町並みが急に淋しくなり、家の明かりが少なくなる。深夜で道もよく分からないので、出来るだけ広い道を歩いていると、だんだんと交通量も少なくなり、時々通るのは大型トラックのみ。ようはタクシーなど、まったく走っていないのである。道の両側はどこまでも続く田圃田圃田圃。そろそろ蛙の鳴き声も始まっている。たぶん6月くらいになると、えらいこと蛙の大合唱になるのだろうね。
ほとんど死ぬ思いで3時少し前くらいに高坂のショッピングモール、ピオニー・ウォークのあたりを通る。道路沿いにマックがあったので思わず寄ろうかとも考えたが、とにかく帰らないといけないという思いで歩き続ける。そういや朝の9時には浄化槽の点検やら地域清掃なんていうのもあったっけと思い出したりもした。
それから国道409に出て坂戸高校前を通り、その当たりから見知った道となるので頑張りとおす。で、自宅にたどり着いたのは、たぶん4時をだいぶ回っていただろうか。走行10キロ、約3時間の道程である。酔っ払った勢いとはいえ、歩きとおせたことにまずは驚き。しかし50の半ばを回って、私ってば何をしているのだろうか。