採用面接

1名急に辞める人が出たので、とりあえずハローワークに社員募集をかけた。一人くらい辞めても補充しなくてもなんとかなりそうだとも思ったのだが、多勢に無勢である。まあ自分の受け持ちの部分でもないので、どうでもいいという心持。あんまりこういう我関せず的なのはよくないのではあるけど。
そんでもって先週、今週と15名くらいの応募者の面接をやっている。毎度のことだし、同じ説明をし、同じ質問の繰り返しばかりなんだけど、疲れることは疲れる。どうしたって面接官というか、選ぶ立場ということで、自ずと上から目線で話すというか、たぶん口調がそういう感じである。自分を含めた面接官の顔つきも、今風に言えばみんな一丁前のどや顔になっているんだろうね、きっと。
社員採用の面接官も何度もこなしている。今の会社が一番多いけど、それ以前の会社でもやっている。社員以外のパートとかも含めると多分もう100人以上こなしていることになるんだろうな。自分自身、転職を何度も繰り返しているから、面接を受ける側としてもたぶん軽く両手以上の経験があるだろう。いつも思うことだが、単なる巡り合わせで面接する側になったり、される側になったりしているだけなんだろうなということ。単なる役回りでしかないのである。
なのにされる側になれば、妙に取り繕って卑屈っぽくなってしまったりもするだろうし、する側に回ればなにも自分自身えらいことなどなんにもないはずなのに、きっと偉そうにしているにちがいないということ。
今回はとにかく若手をとるということで、28才までの制限をかけた。本当は25くらいまでということにしたかったのだが、ハロワーク的には28までというのが限界らしい。
そうなるとやってくる子たちはみな当然若い。21〜23歳くらいの子となると本当に子どもみたいな感じである。まあ自分の年齢からすれば、30前後の子がいてもおかしくないくらいなのだから当たり前かもしれない。
しかしこういう子たちと日常的にどんな会話をすることができるだろうか。実際、今いる会社の20代の子たちとだってほとんど会話らしい会話などできていないし、たぶん酒席とかになると、いつのまにか説教ジジイになっているにちがいないのだから。
とりあえず今回面接した子たち、たぶんほとんどすべての子がご縁がなかったということになるわけなので、まあこれも巡り合わせと思ってもらうしかない。残念なことだけれど、いたしかたのない現実なわけなんで。