担当者会議

昨日は妻の介護関係の担当者会議。新しく通うことになったデイサービスで、ケアマネ、デイケアの担当者の、週一で利用しているヘルパーの責任者たちが集まった。
妻はずっと週3回のデイケアに通い、週一回ヘルパーに来てもらい料理とかの介助をしてもらっていた。デイケアではリハやストレッチと入浴をお願いしていたのだが、施設の利用者増のため週3回の入浴が週2回ということになってしまった。
そうなるとウィークデイはデイケアで、週末は私が入浴介護をするという、ずっと続けてきた日常のサイクルが狂ってしまう。それでケアマネとも相談して週1回入浴サービスが受けられるデイケア施設を探していた。
先週だったか先々週だったか、ケアマネに紹介されたデイサービスの施設を土曜日に集中して3ヵ所回ってみた。どこも帯に短しみたいな感じなのだが、そのなかで開設したばかりの新しい施設に通うことに決めた。こじんまりとしたところだが、運動機具が比較的充実していることや、PTやOTのスタッフが非常勤ながらいるということが決め手になった。
しかしそもそも利用していたデイケア施設で入浴回数を減らさせるというのが、けっこう痛いところである。それまで週3回の利用で入浴は毎回、リハビリやストレッチは週2回ということできていたのだが、あくまで施設の都合で入浴週2回にということなる。それでは利用を週3回から週2回に減らして、減らした1回をデイサービスにあてるということを考えたのだが、あにはからんや利用を週2回にするとリハビリは1回になってしまうという。あくまで週3回利用で、入浴、リハビリともに2回のサービスを受けることが可能になるという。
これらは総て今月から改正になった介護保険の都合上だということなのだが、どうにも理不尽なものを感じてしまう。この欄でもなんども書いてきたかもしれないが、妻は40代半ばで病気となり身障者となった。本来は身障者としての福祉サービスを利用したいところなのだが、国の決めた特定疾病ということで介護保険のサービスを受けることになっている。それで20以上も年配のお年寄りが利用する施設に通ってサービスを受けざるを得ないのだ。
いやそれ以前に、片麻痺の妻が機能回復(ほとんど期待できないのが淋しいのだが)や機能維持のために利用できる施設など近隣にはほとんど存在しないのである。それである意味仕方なく、お年寄り向けの施設を利用しているのだ。なのにその施設の利用も利用者増や制度の変更等により利用を制限されるようになる。なんとも納得しがたいところでもある。
とはいえ時代は超がつく高齢化社会である。利用の増加に制度、施設、いわゆるハードウェアからソフトウェアまでまったく追いついていかないのが現状なのである。嫌なら自己負担、自己責任でなんとでもせいという声も聞こえてきそうなところである。とにもかくにも社会資源に頼ってなんとか凌いでいかざるを得ないというところなのかもしれない。