「レヴェレイター」〜テデスキ・トラックス・バンド

レヴェレイター

レヴェレイター

テデスキ・トラックス・バンドのデビューアルバムである。アマゾンで即効ゲットして聴きまくっている一枚である。個人的にはとにかく嵌っているというか。
デレク・トラックスとスーザン・テデスキが結成した11人編成のバンドである。ブルースを基調にデレク・トラックスのハイテクニックなスライド・ギターがけっこうユルユル系である。いろいろなところで語られているが、たぶんレイドバックというのか、とにかくゆったりとした演奏である。
ボーカルのスーザン・テデスキは骨太のボーカルを聴かせてくれる。印象としてはブルースに思い切り振ったキャロル・キングみたい。声質はけっこう似ているかな。
どの曲もけっこう気に入っているが、基本ミーハーな私はやっぱり3曲目の「Midnight In Harlem」が一番気に入っている。これは多分名曲だと思う。コード進行も私が一番好きなもの。私が大昔にギターをやっていた頃、フォークならぬ”ホーク・ギター”を弾いていた時分よく弾いたコード進行である。最もデレク・トラックスは多分Eのオープンチューニングあたりでやっているらしい。なんか事も無げにやっているけれど、えらくハイテク技法なんではないか。
それにかぶさるオルガンがまたたまらない。そして単調にリズムを刻むドラムもまたよろしい。さりげなくバックに響くブラスもゆったりとしている。そしてそしてテデスキのボーカルがまた伸びやかで、ブルージーで、かつ愛らしくもありという感じで。う〜ん、これは伝わらないな。一聴にしかずと、前回も貼り付けた動画をもう一度貼り付けよう。
実は、テデスキ・トラックス・バンド、現在来日公演中である。明日から東京での公演が始まる。8日、9日と渋谷公会堂でのライブである。実は実は、8日のライブのチケットを入手済みなのである。楽しい一夜になりそうな予感である。

"Midnight In Harlem"
Well, I came to the city
I was running from the past
My heart was bleeding
And it hurt my bones to laugh
Stayed in the city
No exception to the rules, to the rule
He was born to love me
I was raised to be his fool, his fool
Walk that line, torn apart
Spend your whole life trying
Ride that train, free your heart
It's midnight up in Harlem
I went down to the river
And I took a look around
There were old man's shoes
There were needles on the ground
No more mysteries, baby
No more secrets, no more clues
The stars are out there
You can almost see the moon
The streets are windy
And the subway's closing down
Gonna carry this dream
To the other side of town.
Walk that line, torn apart
Spend your whole life trying
Ride that train, free your heart
It's midnight up in Harlem