追憶の真鶴旅行

土曜、日曜と会社関係のオッサン数名で真鶴旅行に行ってきた。目的、ただただ酒飲んで、美味いもの食ってという、ほぼそれだけのダラダラ旅行。
横浜生まれ、横浜育ちの感覚からすると真鶴なんていうのは泊まりで行くところではない。あのへんは日帰り海水浴や磯遊びでちょっと遠目に行くところという感じかな。中学生の頃はこのへんまでは自転車で来たことがあるな。だいたい小田原近辺まで足をのばして戻ると往復でほぼ100キロくらいだったか。子どもの頃は体力あったんだな。
埼玉暮らしも長くなると、真鶴あたりは完全にお泊りコースになるんだな。1日目は熱海まで足を延ばしてMOA美術館まで。これも遅めの昼食で寿司食ったせいで、少し腹ごなしを良くするというのが目的。本当に自分を含めてオッサンのやることといったら。
MOA美術館 | MOA MUSEUM OF ART | MOA MUSEUM OF ART
この美術館はどっかの宗教団体がやっているんだったか。昔、ほんの一時期だけいたミニコミ誌の出版社がここの仕事をしていて、編集者とかが時々熱海まで出かけていったっけ。日本画のコレクションが充実しているので一度行きたかったところ。ちょうど所蔵している尾形光琳紅白梅図屏風が公開中だとかで、少しだけ愉しみにしていたところもある。屏風はまあこういうものなんだけど。

って、国宝がこんなに無造作にあるわけではなく、もちろんこれはレプリカ。本物はきちんとガラス越に鑑賞しましたけど、こういうのは今一つ理解に乏しくて。
この他にも琳派の作品とかも沢山あり、そこそこに楽しかった。西洋絵画はモネが2枚、レンブラントが1枚収蔵されている。モネは一枚が「睡蓮」、もう一つは「ジヴェルニーのポプラ並木」というもの。このポプラ並木はあんまりモネっぽくなくて良かったかな。
そんでもってお泊りしたのがこの旅館。
http://www.ryokan-marunaka.co.jp/index2.html
宿としては何の変哲もない海沿い旅館。ただここの料理、刺身料理はちょっと感動的だったね。近海ものの新鮮な魚がこれでもか、これでもかという感じで出てくる。それをもうエグルように食うべし、ただひたすら食すわけだ。これで酒もたらふく飲んで、また食す。ひと時幸福な時間を過ごせました。

それでもってこれが、食される間、律儀に触覚を動かし、足を動かして、懸命にその存在をアッピールし続けて、翌日には味噌汁のだしになってまで、我々のために奉仕し続けてくれた光一クンのややピンボケの画像である。って、今思いついた命名なんだけど。