三十槌の氷柱

妻がどこで見つけてきたのか、見たい、行きたいとさかんに口にする。そういえば去年も同じ頃にそんなことを言っていたっけ。娘が修学旅行で留守の間は、原則妻へのサービス週間ならぬ、サービスウィークエンドなので、連れて行くことにする。
で、三十槌の氷柱って何よ。なんかこういうものらしい。
http://navi.city.chichibu.lg.jp/flower/misotsuchi/index.html?y=2012&p=2
ようは、秩父の山奥のキャンプ場の河原の崖っぷちで、湧き水が凍って氷柱になって、それをライトアップしてというものらしい。でも湧き水だけでなかなか巨大な氷柱にはならないだろうから、やっぱり崖の上から水流したりするんだろうか。
車で正丸トンネルを通り秩父を目指す。さらに秩父から大滝村方面に20キロほど向かう。ライトアップの氷柱を見るべく、夕方の時間帯だったのだが、秩父を過ぎてからはあまり車の通行もなく、ほとんどの行程を一人旅の様相。観光名所としてテレビとかでも取り上げられているという話なのだが、まだまだメジャーじゃないようだ。
HPの案内とかでは、無料駐車場もあるにはあるが、そこから現地までは徒歩で25分くらいとのこと。たぶん山道だろうし、それを車椅子でというのは勘弁と思っていた。現地には有料駐車場があるというので、混んでいようが出来るだけそっちへと思ったいたのだが、心配するほどのこともなくすんなり駐車場に入ることができた。
それでもって氷柱はというと、まあこんな感じである。



綺麗といえば綺麗。とはいえ別に荘厳でもないし、まあなんというか、こんなものである。駐車場から対岸の氷柱見ても、そこそこに楽しめる。河原に下りて近くまで行くこともできるが、車椅子はさすがに無理である。妻は杖や私と手をつないで途中まで下ったけれど、河原までは難しい。妻もさほど頑張ろうという気はないようだった。自然の景観なので、このへんのバリアフリー化は難しいだろう。
滞在した時間は正味で30分くらいだったか。まあこんなものだろう。とりあえず一度行けばそれでよいというか、B級景勝地といったところか。
行ったことがない方には、とりあえずお勧めしますよ。とにかく一度は行く価値はあります。ただし一度行けば、とにかく十分だとは思いますが。