ポーラ美術館と美術館のある環境

ポーラ美術館
ここのことは前回も書いた。
トムジィの日常雑記
ある部分、前回訪れたときにここの魅力にはけっこうはまった思いがしたのだが、今回も同じ感動めいたものがあった。私にとってここは倉敷の大原と同じくらいに好きな場所。ある意味理想的な美術館だと思っている。
広すぎず、狭すぎず、収録作品は粒揃いで、建物自体も周囲と調和がとれてみたいな感じかな。願わくばこういう美術館がそれこそ歩いて行けるところにあり、それこそ毎週でも通うことができれば、こんな幸福はありえないとさえ思う。まあありえないか。しかし、倉敷市民は日本でかなり幸福度が高いのではと密かに思うこともないではない。箱根町の住民は・・・・、ここはやっぱりお金持ちの別荘暮らしでもしないと難しいか。
家を買うときに考えることは、例えば通勤圏内か、駅から徒歩圏内であるか、生活の利便性は、学校とか、子どもを育てやすいかとか、ままいろいろあるだろう。でもいまだから思う、出来れば徒歩圏内に図書館、美術館、さらにいえばこじまりとした動物園とかがあればさらにいいと思う。そんなところどこにあるかって、上野界隈とかか。理想的にはそうだろうな。自身の経験では横浜野毛周辺の高台の辺りになるのかな。
たぶんこのまま埼玉の地で一生を終えることになるのだろうけど、もし少し先にあるだろうリタイアの後に、もしも少しだけ余裕があったら、例えば横浜へ戻るとか、もしくは思い切って倉敷に移住とかできたら、それはそれで幸福かもしれないな。もっと別の場所でもいい、それほど著名でなくてもそこそこに充実した美術館があり、図書館があり、散歩がてら気軽に出かけることができるようなところで暮らすことができたら。なんかそういうことを考えるだけで、少しだけ心が晴れやかになる。これはたぶん最後のたぶんかなわぬ夢の部分かもしれないな(もちろん若い愛人のことを別にすればだけど)。