ANIMETENTINE〜BOSSA DU ANIME

「アニメンティーヌ〜ボッサ・ドゥ・アニメ」、フランスのポップシンガー、クレモンティーヌによりアニメ曲のボサノバ・ヴァージョンアルバム。会社の女の子(といっても40過ぎ、私の年からすれば年下の女はみんな女の子だ)が聴きますというので、とりあえず借りた。まあ典型的な企画モノってやつですか。
サントリーのCMで、「バカボン」のボサノバが流れているけど、それが収録されてますな。で、どうかというと、一応聴けます、ハイ。なぜか、とりあえずボサノバだから。アニメがどうなのというよりも、とりあえずボサノバやサンバのリズムで、ピアノ、ギター、ベース、ドラム、パーカッションあたりをバックに、けだるそうな女性ボーカルでやってくれれば、たいていなんでも聴けます。基本ボサノバ好きだから。そしてボサノバというのは、ほんとうに受容力というか、器が大きいんですな。もうなんでも受け入れてしまえるということです。
これまでにもこういうのって数多ありましたよね。ビートルズのボサノバ。 はい、持っています。いっときよく聴きました。すぐに飽きました。
ディズニーのボサノバ。
ボッサ・ディズニー・ノーヴァ

ボッサ・ディズニー・ノーヴァ

これも持っています。一度流して聴いて、ディズニー好きの娘にあげました。
試しに検索してみるといろいろあるものですな。「カーペンターズ・イン・ボサ」「マイケル・イン・ボサ」「スティービー・ワンダー・イン・ボサ」などなど。「マイケル」は聴いたことがあるけど、それ以外はないな。たぶんもっとあるのだろう。
こうなると器の大きなボサノバである。もはやなんでもありそうではないか。オジサンも一つ考えてみる。
「ディラン・ドゥ・ボッサ」「ヤング・イン・ボサ」とかどうよ。「フォーエバー・ヤング」とかのボサノバ・ヴァージョンあたりだと、けっこう聴けそうな気がするし、それはそれなかなかに感動的じゃないか。「風に吹かれて」とかはちょっと興ざめかも。「ダメージ・ダン」とか「ハーベスト」はいけそう。個人的には「キラー・コレテス」をアコギでボサノバっちゃたりすると、けっこうしびれそうだな。
他にもいけそうだぞ。「モータウン・イン・ボサ」、「ビーチボーイズ・イン・ボッサ」。このあたりはすでにありそうな気もするな。個人的には曲の美しさとかいう点からもジョニ・ミッチェルの楽曲のボサノバコンピアルバムがでたら速攻買いそうな気がする。
当然そうなると日本モノであってもokな気がする。「ユーミン・ドゥ・ボッサ」とか「セイコ・イン・ボサ」とかはもうすでにあるのだろうか。本人のセルフカバーでも良さそうな気がする。そうなると「ミユキ・イン・ボサ」とかはどうか。「時代」や「悪女」をボサノバ・バージョンで聴けるか。
もう行き着くところまでいってもいいかもしれない。「ミンヨー・イン・ボサ」だの「エンカ・ドゥ・ボッサ」、ついでに「ヒバリ・ドゥ・ボッサ」などなど。もともとサンバはブラジルの民謡みたいなものだし、それが洗練されたものがボサノバだとしたら、演歌もありでしょう。
レコード会社の企画担当の方々、次はこのへんでどうかしら。