役員とかになってみる

今さらというか、ようやくというか、役員を拝命した。近所の自治会の?いやいや、まあ一応会社のである。小さな小さな会社の平取に五十代半ばにしてということ。報酬自体はたいしてというか、ほとんどアップもなく、かといって単なる名誉職でもなく。まあ何かの折の詰め腹要員ということだろう。
ある意味定年というものがなくなった。このご時世である、60過ぎても給与は半分以下になるけど雇用延長で65くらいまではある。役員となると金の面でいえばそこそこは補償されるだろう。でも何かあれば即責任とって首ということ。厳しい部分でもある。
まあ唯一の使命は会社の存続。へた打たなければ自身の生活もそうだし、従業員の生活も維持していける。まあそういうことだ。
個人的にいえば、妻のこともある。子どもひとり立ちするのにはまだまだ10年近くかかる。しのいでいくにはまずなによりも働き続けるということ、それ以外にはないわけである。定年、それ以後も延長してとにかく仕事にへばりつくつもりでいた。そういう部分でいえば、少ししんどい部分も出てくるのだろうな。
とりあえずあんまり感慨らしきもなくというところだ。タラレバをいえば、妻の病気のことがなければ、もっと前に声がかかったかもしれない。5年間の回り道ということもあったかもしれない。でも、妻が元気で働いていたら、たぶん生活にしろ、何にしろもっと余裕があっただろうから、こらえ性なく上に逆らったりとかもあったろう。会社続けていたかどうかもわからない。あくまでタラレバの話だ。