日録風に

2日の月曜日は団交の締めくくり。妥結にあたっての確認書を組合と締結。同じ文書を会社と組合、当該社員の3通分作成して、書名捺印をする。
この確認書もいろいろすったもんだがあって。もともと雛形を組合から出してもらい、それにこちらで今回の締結内容を記してから弁護士に確認してもらう。弁護士のいうことには、こういう文書は後で裏とられないよう、出来るだけ薄っぺらにして、余計なことを書かないようにするのだとか。私の書いた草稿がビシバシと削られていく。もろもろと理由というか、内訳を書いた金銭がたった一言、解決金という形におさめる。まあそういうものなんだろう。
妥結の後、総務が当該本人と事務手続きをしているときに、本人が言うことには、親類がどっかの会社で総務部長だかなんだかしているので、すでに次が決まっているとかなんとか。
おいおい、それじゃこれまでの交渉はなんだったのという感じである。本人は働きたい、その意欲なり熱意なりに会社は応えて欲しいとかいうのが一番の理由だったはずなのに。結局解決金目当てかよとも思わないでもない。
よせばいいのに、確認書をかわした組合代表に、「なんか本人次決まっているみたいじゃないですか。なんかこれまでの交渉ってなんだったんでしょうね」と嫌味っぽく言ってみた。これをやるから嫌われるんだよね。
3日、午後休をとって妻を病院に連れて行く。二ヶ月に1回の定期健診みたいなもの。介護度が下がったことを報告すると、医師のいうことには、
「今は状態が同じ、変わりなしと医師が診断すると、たいてい介護度は落とされるんです。まあ国の方針みたいなものだから、これはいたし方ないですよ」とのこと。
そういうものなんだろう。医師にもっと病状が悪化していると診断してくれというわけにもいかないし。
6日、K団地の本契約というか、決済のため今度は午前休をとる。半休とるのは今週2回目。まあ夏枯れ時期だからあんまり影響はないようだけど。
築30年近くのボロマンションをなんでこの時期に買わなくてはならないのか、それを思うとちょっと涙目的である。まあ兄がとりあえず10年くらいの間、ここでそこそこ快適に住んでくれればいいと、ただただそれだけである。
しかしエレベーターなしの5階はちょっと慣れるまでしんどそうだな。でも仕方あるまい、価格的にはこのへんしかなかったのだから。公団中古という選択肢をはずすと、予算的にはワンルーム・マンションあたりしかない。何件かそういうのも見て歩いたが、あれはちょっと人が長く住むところとしてはどうかとも思ったりもする。いや現に住んでいる方がたくさんいるから、それも良し悪し。
とにかくこれで兄の引越しが完了すれば一山超えたことになる。少しだけ肩の荷が軽くなるかもしれない。