中古公団を買うことにする

とりあえず勢いというか、やむなくというか、中古の公団を購入することにした。兄が横浜で借りている賃貸住宅の家賃は月7万。ある意味ドブに捨てているようなものだし、早ければ早いほうがいいだろうという判断から。
先週見た笠幡の公団に決めた。理由は単純に安さから。周辺環境の利便性とかそのへんは捨象、一にも二にも値段だ。それとリフォーム済みというのも捨てがたかった。北坂戸の公団だと、購入後に100万程度かけてリフォームが必要になる。それを考えると笠幡は驚くほど安いということになる。まあ川越線という単線電車の沿線だからといってしまえばそれまでだ。
価格は、こんな金額で、とりあえず中古マンションが買えてしまうのかというくらいに安い。普通ならかなりくたびれたワンルームの価格帯といったところだろう。まあそういう値段である。とはいえ貧乏暇なしの身分からすれば、やっぱり高い買い物である。本当に高い買い物だ。いつか乗りたいと思っているような車が軽く手に入るような感じなのだから。これが自分や家族のためにということではないのが、なんともトホホというところだ。
とはいえたった一人の肉親のためでもある。やむえず、やむえずというところか。これで彼が生活を立て直してくれさえすればとも思う。
とにかく賽は投げられたというところだ。今日、不動産屋で手付けを打ち、契約書にサインをした。家の売買を行うのは、これで何度目になるのだろう。たぶん普通よりは少し多いのだろうけど、ちっとも慣れることがない。
こういう形で身内を支援することになるだろうと、漠然と計画というか、絵図面を描いてからほぼ半年。時間をかければかけるぼ、さまざまな部分でさまざまに逼迫していくことを考えれば、ある意味想定したように、計画したように事は運んでいるのだろうとは思う。