介護保険面談

26日の午前中、妻の介護保険の面談がある。毎年行われるもので、要介護度を決めるため。ある意味、儀式みたいな感もあるにはあるのだが、介護度が下がって、今受けているサービスが受けられなくなるのもしんどいので、受け応えとかも一応気をつかってはいる。
面接者はおそらく市の職員だろう中年の女性。なんとなく見覚えがあるなと思っていたら、先方曰く数年前に一度行っているという。おそらく鶴ヶ島に引っ越してきて最初の面接を行った方ではないかと思う。
面接者は挨拶のときから、ゆっくりと少し声を大きくして「お元気ですか。私の言っていることがわかりますか」みたいなことを言う。普段から高齢者と接しているため癖になっているのだろう。
すぐに妻は耳はきちんとしているからそんなに声を大きくしないでもいいと言う。さらに途中で、妻が一種一級の障害者であること、国の制度上の都合で、やむなく介護保険のサービスを受けていることとか、もろもろこちらの思いを一頻り話す。
そのなかで普段そちらは認知症のお年寄りと接することが多いのでそういう対応をされるのだろうが、こちらとしてはあまり良い気分ではないということも話す。少し大人気ないかなとも思ったけれど、40代の片麻痺の障害者への対応としては少し不適切というか、デリカシーに欠けていないかという思いがある。言わずもがななのかもしれないが。そういうやりとりで相手を恐縮させてしまう。やっぱり枯れないな俺はと後でひとしきり思ってみたりもする。