比叡山延暦寺

琵琶湖から京都へどうやって行くか。高速に戻るのもなんだし、かといって普通に下道走っても芸がない。地図をみて見ると比叡山ドライブウェイなる山道があり、京都にも通じている。比叡山といえば延暦寺、まず普通に京都観光とかしても行くこともないだろうし、行ってみるかとなった。本当におき楽というか、行き当たりばったりである。
奥比叡ドライブウェイは周りの景色もきれいだし、道の良かったし快適なワインディング・ロードという感じだった。午後3時過ぎだったとはいえ恐ろしく空いていてほとんど対向車もない。ゴールデンウィークでこれってあり、みたいな感じである。ほどなくして頂上付近まで行き着き延暦寺の西塔まで着く。4時を回っていたので境内散策だけだったが、静かで赴きがある場所という感じである。
売店の店じまいをしている人に車椅子でも行けるかというと、奥の方はきつい階段があるので難しいがその手前まではなんとかいける。車も駐車場から少し行ってもかまわないという。行けるとこまで行ってから車椅子を押して奥へと行ってみる。転法輪堂にはさすがに長い階段があるので難しいかと思ったが、妻は最近運動不足気味だから、少し頑張ってみるという。ゆっくり時間をかけて降りてきた。
普通のお寺、山寺といってしまえばそれまでのことなのだが、こんな山奥に大きな寺社を作り上げたことに素直に感動さえ覚えてしまう。どうせどこかの誰かの思いつきから始まったことなんだろう。ここの場合は最澄だから思いつきということはないだろう。でも、実際お寺の全体像とかをまったく把握することなく使役のために駆り出された多くの人々がいて、たぶんその多くがこの地で建設途中で亡くなったりもしていていて、ほとんどそういう人の人生はこんな山の中での寺社建築だけのためにあったなんていうことだったのだろう。
文化とか歴史的な建築物とかのバックグランドにそういう無名な沢山の人生があるんだろうということに、ちょっとした感慨みたいなものを覚える。そういう場所ではある。
<転法輪堂>

<妻がゆっくりと石段を上っている>

その後、メインである東塔にも回ってみる。西塔のほうが観光客もパラパラ状態だったが、こっちは5時を回っているというのにまだまだけっこうな人出がある。ウィキペディアとかを読んでみると、このへんも織田信長に焼き討ちされほぼ全焼状態だったようで、それを徳川家光が再建させたのだという。その時代からとしてもすでに400年以上の歳月を経ている歴史的建築物ということになるわけだ。こんな山の中にそういう建築物があるということに改めて敬意のようなものを感じてしまうところだ。
<根本中堂>

延暦寺 - Wikipedia
天台宗総本山 比叡山延暦寺 [Hieizan Enryakuji]