サンタモニカ

 「きて〜、きて〜、きて〜 サンタモーニカ」でお馴染みの場所である。しかし桜田淳子は今何をしているのだろう。けっこう昔は好きだったりもして、あの不朽の名作!?「スプーン一杯の幸せ」も当然観ているぞ。でも今思うに、なんであんな垢抜けない娘さんがアイドル、それもトップアイドルになったんだろうかね。自分でも、10代の自分の審美観を疑わないわけでもないな。おまけに統一教会でしょう。

 それはおいといてのサンタモニカである。ええと、とりあえず街中は車中から観た限りなのでなにも語れません。歩いたのはパリセードパークだけ。ピアには入り口までしか行けませんでした。妻が元気だったら、たぶんビーチに出てとりあえずカリフォルニアの海に手足つけられかもしれないけど、とにかく時間も余裕もなかったかな。ピアの入り口からアーチ型の道路通ったその先までは行ったけど、車椅子だとけっこう登りも下りもしんどい。
 でもいい所だとは思ったよ。このへんはなんつうかタンクトップですらっと足の長い娘さんとかがお散歩してたり、ローラースケートしてたりするとことろでしょう。そういう雰囲気あったもんね。出来ればこういう所で老後を過ごしたいなと、わずかな時間いただけでも思わせるような、そういう雰囲気の場所ではありました。
しかし、パークをうろうろしていると、けっこうホームレスの老若系がいらっしゃった。ガイドの説明ではここの市長さんが何年か前にホームレスを受け入れるみたいなことを口走っちゃったのだとか。まあそのことの善し悪しは別にして、ある種アメリカ西海岸の光の場所、そこにもきちんと不景気の影響とかがあるのだということに、とりあえず普通にそういうものでかな感想を覚えました。
 サンタモニカ、サンタモニカ、他に何かないかな。そうだ、私にとってもサンタモニカって、これでしたわ。
Jazz at Santa Monica
 エラやカウント・ベーシーの名演奏はこういう居心地の良い場所ならではのものだったんですねと、なんとなく強引なまとめ方をしてみたりして。でも、思ったよね。エラ・フィッツジェラルドのあのリラックスしたのびのびとしたパフォーマンス、あれはやっぱりウエスト・コーストならではなんだろうな〜とも。なんとなく思うわけだ、、こういう所にいると人間はやっぱりゆる〜くなるのかなとも。

 しかしピアっていうの、いわゆる桟橋の上を舗装道路にして両側に建物があって、さらには遊園地まで作ってしまうというのは、どういうことなんだろう。本来の船着場としての機能は果たしていないだろうしね。
 この遊園地だったかな、アトラクションが台風で流されたことがあるとかないとか、以前なにかで読んだことがある。
あと昔観たスピルバーグの「1941」で海辺の観覧車でおっさんが二人、敵軍の上陸を見張っているというシチュエーションがあったような気がするけど、ひょっとしてあの観覧車はここらが舞台なのかな。