のだめカンタービレ

のだめカンタービレ(22) (KC KISS)
昨日は午前中歯医者。そのまますぐ家に帰ればいいのに、ちょっと遠回りして久々パチンコなんかしてみた。と、小2時間くらいで14連荘もしたりして、久々2000円の投資で7万も勝ったりして。まあ、ここには書いてないけど2〜3万の負けは日常茶飯のことだから。まあこんな風に大勝ちした時くらい書かせてよ。
それでこういう風に棚ぼたで小金手に入れた時には家族に還元するのが原則。家に帰って少しのんびりしてから、夕方みんなで近所の焼肉屋牛角に足を運ぶ。なんと4時半過ぎから焼肉ですよ。こういう小市民的なささやかな幸福が今は一番という感じですかね。
けっこうたらふく飲んで食って店を出たのが6時半過ぎ。まだ明るい時分なわけ。宵の口なんでとりあえずワカバウォークを3人でうろうろ。ついでに久々映画を観たりもしました。ハリポタの新しいやつ。でも、これについては特に感想もなし。映画やたら長いけど、とにかくストーリィを消化するのに忙しくてみたいな感じの映画。テンポもあまり良くないし。なんか体によくないな。スターウォーズの最終作とかもこんな感じだったな〜などと思う。まあ、娘と妻が観たいというからつきあっただけ、そういう類の映画でした。
その映画を観る前の暇つぶしで入った本屋さんで見つけたのが「のだめ」の最新作です。ほぼ1年ぶりなんですな。前回の21巻は北海道旅行中に札幌の紀伊国屋だか旭屋で買いました。しかしずいぶんと長いスパンになってしまいましたな。二ノ宮先生もご多忙なのか。
50を過ぎたおっさんが、毎回出たら買うコミックが今やこの「のだめカンタービレ」と「もやしもん」、あとはここ20年ずっと買っているみなもと太郎の「風雲児たち」。もはやこの3作だけなんですね。「もやしもん」は去年上野で菌類の博物館展示を観て以来はまってしまった。「のだめ」はもちろんTVドラマからです。
しかし「のだめ」もどんどん大ゴマが増えてきていて、二ノ宮先生忙しすぎなのかしらん、あるいは画風荒れてないかい、などとちょっと心配になります。ストーリイ展開はというと、この方のサイトが詳しいので。
「のだめカンタービレ」22巻: たいむのひとりごと
いよいよのだめもメジャーデビューしちゃいまして。終局に向けて急ピッチみたいな感じがしますね。当然最後は千秋とのだめの競演でコンチェルトをやることになるのでしょう。
「さあ楽しい音楽の時間です」
そして幕があがり、二人が演壇に歩き出し。千秋のタクトがあがって。二人がアイコンタクト。ジャンジャンみたいな感じでしょうかね。
最後に二人がやるのはなんだろう。普通に考えればラフマニノフあたりなんだろうけど。意外と「ラブソディー・イン・ブルー」あたりだったりもして。なんか映画、あるいはドラマとのタイアップだとするとそのへんがオーソドックスかもしれないのかな。
しかし一度聴いただけで難曲も再現できちゃう、ある意味絶対音感もっていそうな天才のだめ。彼女はもともと楽譜見ての演奏苦手という設定。その才能を楽譜が絶対というクラシック世界で大成させちゃおうという、そこにもう一人の天才指揮者千秋の成長をからませる。ある種のビルドウングスロマンなわけですよね、このコミックは。でもね思うわけ、なぜのだめはクラシックなのかって。彼女の才能はむしろジャズでしょう。即興で自ら思いのままに曲を操る天性の音感、テクニック。それはもはやクラシックじゃなくて、みたいに思うんですけど。なぜにそれを無理やりクラシックの枠内に収めようとするみたいなことを、読んでいていつも思ったりもしている。
まあ50過ぎてもこうやってコミックを少しでも読めちゃうところを、馬鹿ですね〜とか軽くいなしてもらえると、ちょっと嬉しいかもしれない今日この頃だったりもする。なかなか枯れられないな〜。