再び病院へ行く

予約をとっていたので妻を連れて病院へ行く。MRIをとり週に一度来ているという神経内科医の診察を受ける。
こちらとしてはここ1年以上きちんと通院していなこと、かかりつけの医院をつくっておきたいこと、そして何よりも再発予防という要望を説明する。
医師はMRIの画像をみながら、まだ若いのにこれだけの大きな梗塞巣があるということで、さかんに原因についての質問を受ける。原因については最初に入院した国際医療センターでも結局不明のままだったという話をしたのだが、どうにも納得してくれない。しっかりとした病院だからきちんと再発予防をかねて原因を調べるはずなんだがと疑問を示す。
国際医療センターで受けた内頚動脈が人よりも細いため、そこで一時的に血液がつまり、それが一気に脳にいったという説明を繰り返すのだが、詰まった原因は心因性なのかみたいな、まあある意味初歩的な疑問を提示する。それはこちらも聞いてみたのだが、どうもそうではないという説明でしたと応えるのだが。
それでこの病院ではきちんとした検査ができないが、大きな病院で二週間程度入院して精密検査をしてはどうかという提案を受ける。よく聞くとこの医師は埼玉医大の先生で、週に1度だけこの病院に来ているのだという。
医師は、精密検査をして原因がわからないままかもしれない、それでも妻のように若くして脳梗塞を起こした患者さんであれば、きちんと検査して原因を探っておいたほうが再発予防のためになるのではないかと、そういう趣旨のことを話してくれた。
う〜ん、正直判断に悩む。発症から間もなく4年を経過している。片麻痺こそ固定化されてはいるが、それでも悪化したという印象もない。注意障害も進行しているということもない。断続的に頭痛があること以外は別段普通なのである。とはいえ、この状態がいつまで続くかもわからないのも事実だ。脳の右側部分の三分の二をやられているのである。今後、本当になにがあるかわからないのである。
本来ならもともと手術を受けた国際医療センターで調べてもらうというのもあるのかもしれないが、あそこは救急病院の性格も高い。外来で診察を受けてそういう相談をもちかけても対応してもらえるかどうか、わからないところだ。
このへんに住んでいる者にとっては大病院といえばやはり埼玉医大となるわけで、そこで診てもらっておくというのはいいことなのかもしれないとも思う。医師はすぐに決めなくてもいいからとして二週間後の診察時にできれば返事をということだった。
出来ればきちんとした検査を受けたいとは思っているが、もし入院ということになると10月あたりで考えたいとだけ一応応えておいた。今まで妻の通院とか治療とかをなんとなくほっておいた部分もなきにしもだけど、少し忙しく動かなくてはならなくなるのかもしれないな。でも費用とかのこともあるし、入院となると様々な労力つかわなくてはならなくなる。しんどいけどいたし方ないことなんだろう。