ジム通いは続く

月曜から3日間連荘で通ってみた。今日は本当に仕事が早く終わったので5時45分頃に帰宅。すぐに車で出かけたのでジムに入ったのは6時ジャストくらい。みっちり3時間汗かいた。どのくらい汗をかいたかというとですな、昨日のジムが終了した時点での体重が75.8キロくらい。ほんでもって本日の終了時に計ると75.1キロまで落ちてました。さらに風呂出てからさらに計ると74.9キロ。だいたい1キロ前後の汗をかいたということですな。これで心おきなく酒が飲める。
なぜここまで体をせめるか、前にも書いたけれど一つにはメタボの診断を下されてしまったこと。別にメタボでも生きていけるからいいのだけど。ただね、こうやって体動かすのはたぶん今しかないだろうなとも思った部分もある。例えばこれがアラ還じゃないけど、60前後になったら体動かそうなどとは多分思わない。おそらくそういうモチベーションはほとんど失せているだろうなと思う。50代前半の今ならなんとかなりそう、なんとかいけそうな気がする〜、という感じだ。ようは基礎体力、モチベーションその他もろもろということだろうか。
そしてもう一つ、今頑張っておけば、50代で健康志向みたいな方向でいければ、バラ色ではないだろうが、少なくともまあまあ普通の60代を過ごせるのではという淡い期待がある。たぶんこういう性格、こういうタイプの人間だから、60過ぎても煩悩抱えているだろう。少なくとも枯れるタイプでもない。相変わらずジャズだのロックだのといっていそうだし、映画とかもみているだろう。
第一、引退して余生みたいなことは夢のまた夢だ。60になっても娘はようやく二十歳かそこらだし、あのタイプは当然脛かじっているだろう。どうあがいても65〜6までは働かなくてはならないのだ。さらにいえば、今はまだ妻の介助はある部分初級コースみたいなものだけど、10年たったらどうなっているか。今はまだ若さや体力で無理やり動かしている部分も動かなくなってくるかもしれない。例の高次脳機能障害が年齢とともに進行する可能性だってあるわけだ。ようは60過ぎてから介助の上級コースが待っているかもしれないのだ。そうなると頼りになるのは一義的には蓄え。そして次には私の体力なのである。体鍛えておかないとあかんのではないかという、ちょっとした危機意識みたいなものもあるのだ。蓄えと体力維持。これは湯浅誠的にいえば、我が家の今後にとって重要なある種の<溜>なのだと思う。
まあそれほどの危機意識を常にもっているわけではない。実際日々短時間ながら汗かいていて、その効能がどのくらいあるのかもわからない。でも、例えばここ一週間くらいでいうと、とりあえずエアロバイクで1日20キロくらいはヘロヘロになりつつもこいでいる。消費カロリーは240〜250くらいだからたいしたことでもない。でも、平均25キロ前後でずっとこいでいられるのだから、少しづつでも体力がついてきているのだろうとも思う。腹筋は、腹がへっこむかどうかはわからないけど、このままいけば確実に脚力はアップされるだろう。
来シーズンはスキーとかを本格的に再開できるかもしれない。娘も大きくなったし、きちんと連れていってやれば上達するだろう。私自身ももう少し頑張れば上手くなるかもしれない。そういうのも50代だからみたいな部分もありそうだな。今頑張っておけば、ひょっとすると60代でもゲレンデに立てるかもしれない。でもこのままやらないままだと、60代でスキーなんていうのはありえない世界のことになってしまう。
なんかここまで書いてみてはっきりするのは、結局今こうやってジム通いなんていうのを始めてのは早い話、老いへの抵抗でしかないっていうことなのかもしれないな。
ただしとりあえずこうやって週に2〜3回会社帰ってからすぐにジムへ行くなんていうことが可能になったのは、妻が回復していること、とにもかくにも自立してきているからということもいえる。娘の分も含めて夕食を作ってくれるようになってきたのは本当に有難いことだ。
でも私が家事から解放されたのかというともちろんそういうことはない。毎朝、妻と娘の朝食を作り、洗濯物を干してから会社へ行く。会社帰ってジム通っても、帰ってきたら洗濯物とりこんで、たたんで片付けてみたいなことは当たり前にやらなければならない。妻は夕食は作っても、食べた後の片付けまではできない。だからどんなに遅くなっても、たとえば酒飲んで午前様になっても、帰宅したら流しにある食器類を洗って片付けてという仕事はあるにはある。
もうここからは愚痴みたいなものだろうけど、休みの日は三食私が作る。ウィークデイにできない掃除やらなんやらもある。それでも以前に比べれば少しは自分の時間がもてるようにはなりつつあるのだということ。だからこそ毎日こうやってジムとかに通うことも出来るようになったということなわけだ。でもね、ジム行って帰ってくるとだいたい9時半から10時くらいになる。そうなるとCD聴いたり、パソコンの前に座ってみたいな時間、あるいは本を読む時間なんていうのはますます無くなってくる。限られた人生なんだから、あれもこれもというのは駄目だよということなんだろう。でもね、わかっちゃいるけど、それでも思うのだ。CDを聴きたい、映画を観たい、本を読みたい、ギターを弾きたい、コンサートにも行きたい、ジムで汗も流したい。俗人的ジジイの煩悩には果てがないのである。