ステップワゴン故障する

会社を6時前にあがる。すぐに帰宅して不在通知が入っていたので配達記録郵便なるものを郵便局に取りに行くことにする。郵便物の内容は最近作ったクレジットカードらしい。集配局の坂戸郵便局は車で5分くらいのところにある。家人にはすぐに帰るよと行って車で出かけたのだが、運転していてなにか違和感がある。なんだろうとハンドル周りを見るとだね、ウィンカーの左側が点滅していないのである。内部的なものかと思ってよく見ると前方のウィンカーもドアミラーのウィンカーもついていない。
一瞬血の気が引く。後方車に注意しながら市街地を少し走ってから車を右に寄せて停止する。当然ハザードを出すのだが右側しか当然つかない。後方車も停止してこちらの様子を見ている。早く追い越してくれと思うのだが、そりゃそうだね。前方車が停車したはいいけど右のウィンカー出してすぐにまた出ようとしているのだから、待っているよね。慌ててハザードを消すと、後方車は抗議のクラクションを一つ鳴らして行ってくれた。
さてとどうするか、出来るだけ右回り右回りで恐る恐る帰宅するか、でもやっぱり危ないよな。パトカーにでも見つかれば当然交通違反だな、などともろもろ考えてからとりあえずディーラーに電話して担当を呼び出して状況を説明する。担当者は出来るだけすぐに行きますという。ちなみにディーラーはふじみ野。どんなに早くても30分以上かかる。担当者はもし近くにコンビニとかがあればその駐車場にでも入れておいてくれという。周囲を見渡すとすぐ近くにレンタルビデオ屋を見つけた。それで恐る恐る動かして駐車場に停める。
店内で待つこと1時間近く。ようやくディーラーの担当者がトレーラーでやってきた。気をきかして代車も持ってきてくれた。なんでも試乗車だという新車のライフ。「申し訳ありません。おそらく電気系統のトラブルだと思いますので出来るだけ早くに直します」礼儀正しく言って担当者はステップワゴンをトレーラーに積んでいきました、と。
しかし購入してまだ2年未満である。ウィンカーのトラブルなんて、ちょっと前代未聞かなとも思う。とはいえこれまでは何のトラブルもなくすこぶる好調だっただけに、我がステップワゴンに対する信頼はさほど崩れてはいない。けっこう気に入っているし、よく使っている。2年未満ですでに走行距離21000キロだから、これまでの自分の車の使い方としては信じられないくらいに乗っているのである。でもね、いくらお気に入りとはいえ、こういうトラブルが続きだすと一気に冷めていくのよね、車への愛が。そういう意味じゃ車っていうのは、男にとってはなんとなく女性名詞的なものなのかもしれないな、などとも思う。
どっちも乗るものだしって、「下ネタじゃね〜か!言わせね〜よ」と我が家的なオチで、お後がよろしいようで。