眼鏡を購入する

一週間以上前のこと18日の日曜日だったか、なんか衝動的に眼鏡を購入した。
確か前日の土曜日にまたまたパチンコで大勝した。たぶん10万近く勝ったか。とはいえそれ以降連敗に次ぐ連敗のため、昨年暮れからの右肩上がりの絶好調さは、遅まきながらのリーマンショックによる世界恐慌の影響か一気に降下してしまっている。なんか圧倒的に浮いていたはずのバランスシートが一気に平行化しつつある感じ。まだ債務超過になっていないのだけが救い。現金はほとんど底をつきつつあるけど、とりあえずモノに換えておいた分だけ浮いているみたいな状況か。まあようするにやめ時ってことなのか。
で、眼鏡である。絶好調の頂点にあった時だけに、勢いで購入した。とはいえ今使っている眼鏡を作ったのはだいたい3年前くらいだろうか。ふち無しの軽めのやつだったのだが、長時間使っているとけっこう目が疲れる。近眼、老眼が進行しているせいもあるのだろう。プラスチックレンズのためけっこう小さな傷もついていたりする。だもんでそろそろ次の眼鏡をみたいなことを考えたわけだ。
で、購入したのがこれ。

レイバンの5109-2233という安価なフレーム。まあ伊達眼鏡系ですな。なんでもジョニー・デップモデルとかで、ようはジョニー・デップがプライベートでかけているアンティークタイプという。ちょっと笑わせるね。ちなみにデップがかけるとこんな風になる。
http://murda.exblog.jp/5817930/
別にデップを意識してどうのなどということは毛頭ありません。50過ぎのジジイだし。ただ新しく作るなら今回は黒縁系のセルフレームがいいかなとなんとなく考えた。まあ一度はそういうのもいいかなと。で、入った眼鏡屋で幾つかかけてみたりしたら店員が「これどうですか」みたいに勧めてきたのでかけてみて、「まあいいか」みたいな感じで何も考えず作ってしまったという次第。
出来てきたのが木曜日だったか。引き取りに行ってから少しかけてみたのだが、調整が悪く片側の耳が痛くなったりこめかみが痛くなったり。まあこういうのは眼鏡作る度に必ず起こることだけど。その都度微調整してもらうのだが、中々しっくりこない。土日に続けざまに調整してもらために足を運び、最後の最後に眼鏡店の店長に調整してもらって、やっと痛くならなくなって今日にいたるみたいな感じだ。
思えば40代の半ばまで眼鏡など一度もかけることなくきた。だいたい40前後までは視力1.5だった。さすがに徐々に衰えてきてはいたのだろうけど、それでも1.0〜1.2くらいはあった。それが43〜4の時だったか、仕事をしていてなんとなく資料とかのペーパーの文字がかすむようになった。職場の若い娘とかに、「このコピーうまくとれてないぞ。文字がぼやけている」みたいなことを言ったら、「そんなことはありません。普通に写っています」みたいに言われて我が視力の異変に気がついた。しばらく騙し騙ししていたのだが、本を読んでも字がかすむ。それで初めて眼鏡屋に行って調べてもらうと、あっさりと「老眼です」の一言。若干、近視や乱視もありますみたいに言われたのだが、とりあえず老眼鏡作ってもらったのだが、いかんせん眼鏡をかける習慣がないのであまり利用しなかった。
それ以後は急速に視力が減退した。特に車の運転で夜になると、対向車のヘッドライトがなんていうのだろう、拡散する感じでとても見づらい。ちょっと夜の運転はやばいかと思いまたまた眼鏡屋に行くと、近眼、乱視がかなり進行していることが判明。その時は運転用にと乱視用の眼鏡を作ったのだが、やっぱり本を読む時とかに老眼鏡を使い分けるのもおっくになり、わりとすぐに初めての遠近両用眼鏡を作って日常的にかけるようになった。それが46〜7くらいだったか。それ以降はずっと眼鏡生活。免許の更新時にも眼鏡が付帯条件でつくようになってしまった。
スタイル的には3年くらいジョン・レノンタイプのものを愛用していた。その後はチタンフレームの軽めのものを使い、今回はふちありのセルフレームとなった。まあ私にとって眼鏡=老いのシンボルみたいな感じもあるにはある。でも最早眼鏡なしには仕事もしんどい。車の運転を含めて日常生活もおぼつかないということになりつつある。眼鏡をかけていると当然目も疲れてくる。ここ5年くらいで極端に読書量が減ってきていることにも眼鏡の使用が関係しているのかなとか思うこともある。
さてと、セルフレームかけた自身の顔なんだが、とりあえず周囲には受け狙いで大橋巨泉系みたいなことを言っているのだが、うけてくれるのはある程度年齢がきている方々ばかりである。30前の子たちだと巨泉って誰みたいな感じでギャグにさえならない。なんつうか、「やがて悲しき眼鏡かな」みたいな感じなのである。