膝が痛い

朝からずっと膝が痛い。厳密には右膝である。この痛み最近急にというのではなく、たぶん半年くらいじわじわきていたものだ。一度胃カメラ飲んだ医者でレントゲンとってもらったら、軟骨が少しでているから痛みはそのせいではとのことで痛み止めと湿布薬もらってはいた。それがここ何日かは相当にずきずきし始めていた。それでも歩く、力を入れるとかしなければ、とりあえず痛みはなかったのだが、今朝はもう寝ているだけで痛いのである。ある意味痛みで目が覚めた感じ。
それで近所の整形外科にいってみることにした。医者は「どうしたの」と聞く。「膝が痛いっす」「それじゃここに寝てくれる」と診察台を指差す。寝ると「足の力を抜いて」といいながら、膝に触るか触らないかで、「水たまっているね。腫れているし、関節炎」。ほぼ一瞬にして診断していただきました。こういうのも名医っていうのかもしれないな。念のためレントゲンとってからもうもう一度診て貰い、水ぬくほどではないのでと薬処方してもらって終了。原因として過激な運動、力仕事とかしたかと聞かれたので、「なんもやっていないです」と。まあ心当たりとしては暮れの引越しくらいかな。後あちこち妻を連れていく時の車椅子押すことくらいしか思い当たらない。確かにお出かけとかで、急な坂道を車椅子押す時は相当足に負担かかっているような気がしないでもない。実際お出かけの翌日とかにかなり痛んだりすることもあるにはある。
まあ結論としてはやっぱり年齢(とし)ってことなんだろうな。もう若くはないんだから、無理しないようにということなわけだ。しばらくは薬飲んで、湿布貼って大人しくしていなくちゃね。
娘が父の日に何が欲しいと聞いてきた。私はすかさず一言、
「若さ、若さが欲しい」
「それはわかったから、モノで欲しいものなにか?」と娘。
でもね、確かに「欲っしい〜、欲っしい〜」の欲ぼけジジイだけど、正直な気持ちを言えばいつまでも若く、若くありたいのだよ。そう、ボブ・ディランの名曲「FOREVER YOUNG」あの世界だな。

FOREVER YOUNG by Bob Dylan

May God bless and keep you always
神が祝福し見守ってくれるように
May your wishes all come true
望みがみんな叶うように
May you always do for others
みんなのために尽くし
And let others do for you
みんなも助けてくれる

May you build a ladder to the star
星へ届くハシゴをかけて
And climb on every rung
その1段1段を登っていけるように
May you stay forever young
いつまでも、若くいられたら

Forever young, forever young
いつまでも若く 無垢な
May you stay forever young
いつまでも若い心のままでいられたら

May you grow up to be righteous
清らかな心を育て
May you grow up to be true
いつまでも誠実でいられるように
May you always know the truth
いつも真実を求め
And see the lights surrounding you
包んでくれる愛情を忘れないように

May you always be courageous
いつも勇敢であり
Stand upright and be strong
高き志をもって
May you stay forever young
いつまでも若くいられたら

Forever young, forever young
いつまでも若く 無垢な
May you stay forever young
いつまでも若い心のままでいられたら

May your hands always be busy
いつも忙しくしていて
May your feet always be swift
いつも走り続けていて
May you have a strong foundation
強く確固として
When the winds of changes shift
周りに振り回されることもなく


May your heart always be joyful
いつも喜びで満ちあるれて
May your song always be sung
いつも歌を口ずさみ
May you stay forever young
いつまでも若くいられたら

Forever young, forever young
いつまでも若く 無垢な
May you stay forever young
いつまでも若い気持ちでいられたら

膝の痛みからディランの名曲に行き着く無定見というか強引な引っ張りだな。しかし名曲だし、年とればとるほどこの曲の歌詞、思いがひしひしと伝わってくるな。あっ今思ったんんだけど、この曲って基本的にはもろに宮沢賢治だよね。
この曲といえばやっぱりザ・バンドの「The Last Waltz」だと思う。ラストに出てきてバンドとやるボブ・ディランがなぜこの曲を選んだのか。たぶんにバンドの解散とともに失われていくディランの、バンドの、そして同時代的な、ある幸せな青春時代の終焉に向けての挽歌としてこの歌を歌い上げたのじゃないか、などともっともらしく思ったりもするわけだ。